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2017/09/29

【SGH】関西学院大学岩坂先生講義

Tweet ThisSend to Facebook | by:広報企画部

関西学院大学 岩坂准教授特別講義 

2017/09/28 

講義風景


 9月14日(木)6、7時間目に本校国際科1年生を対象に、関西学院大学教育学部准教授の岩坂二規先生が『グローバル社会と子供』と題した講演会を行いました。


 講義の最初に、岩坂先生はある写真の一部を拡大した写真を見せ、そこに写っている子供がどういう状況なのかを生徒に考えさせました。そして次第に周囲の状況がわかるように少しずつ広い範囲が写っている写真を投影しつつ同様に状況を考えさせ、地震か戦争かの状況ではないかということを推測させました。そして最後に全体の写真を見せて、それが空爆を受けてがれきとなったシリアのアレッポの町であることを説明されました。生徒たちは、切り取られた情報では十分ではなく、実際はどうなっているのかを、自分の足で現地に行って考えていくことがいかに重要かを学びました。


 次に、グローバル社会における教育について講義をされました。まず、2010年に発刊された英語の書籍「Education and development」の抜粋のパラグラフリーディングを行いました。生徒たちはグループに分かれて、割り当てられたパラグラフの内容の概略をまとめることを求められ、書き添えられた語句の注釈などを手がかりに懸命に取り組み、発表しました。そして、教育は生きるための権利であり、質の高い教育は子供たちだけではなく、大人にも必要だということを学びました。


 岩坂先生は次に『世界一大きな授業2017』を紹介されました。学校に通えない子供の数の多さ、世界での識字率の現状と日本にも少数ではあるが文字が読めない人がいること、その人たちへの対策が必要なこと、などを話されました。また、基礎教育援助のための日本の協力が少ないことなど、今日本で考えなければならないことについて考えました。さらに、タイの経済発展と貧困の状況について、岩坂先生が実際に訪れたタイ北部の村を紹介しながら考えました。その山深い地域では、子どもたちは山道を徒歩で1時間歩いて通っているが、いきいきと楽しそうに暮らしている様子を写真で見せながら説明して下さいました。そして、幸福とは何か、豊かさとは何か、ということを日本の子供たちの様子と比較することで考えさせて下さいました。 


 講義後の質疑では生徒からいくつもの質問があり、そのうちの一人は、「発展途上国を支援することで実は私達の文化や価値観を押しつけていることにならないか、その国や地域に伝えられている伝統や宗教や文化がなくなってしまうように感じるが、どう考えたらいいか」と質問しました。岩坂先生は、その問題を解決するには現地の人の考え方を知り、話し合うコミュニケーションを積み重ねることが大切だと答えられていました。


 講演を通して生徒たちは、物事を一部の情報に頼って判断することの危険性、世界の子どもたちのための教育の課題、そして豊かさや幸福について考えを深めることができました。。


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