神戸市立葺合高等学校
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2019/11/26

World Data Viz Challenge 2019

| by:広報企画部
 神戸市の姉妹都市バルセロナ市でのSmart City EXPOの国際連携ワークショップ「World Data Viz Challenge 2019」に参加するために、16日~21日までバルセロナ市を訪れた。これは神戸市が、データの利活用やオープンガバメントの分野の先進的都市として世界的に知られているバルセロナ市と連携して、主に若者を対象としたワークショップ及び先進事例を学ぶ視察ツアーである。参加者は大学生が多いが、今年から高校生の参加を試み、WWL構築事業の一環として葺合高校と科学技術高校の生徒が参加した。

 葺高生は、世界的に多い鬱病を防ぐために、神戸市がインターネット上で行っている健康管理システムを組み合わせて、各自で精神面・身体面の健康管理ができる神戸市独自のアプリを作成し、自分の体調を「見える化」することで健康維持に留意するという提案をした。神戸市が開発してきた健康チェックシステムを発展させ、一人一人の自己管理能力を高める仕組み作りである。

 科学技術高生は、アシックスと連携して、スポーツ選手にチップを装着することでトレーニング強度を測定しながら、トレーニングの質を高め、自己記録を伸ばすという提案をした。二人共に物怖じせずに発表し、参加者から多くの賞賛を得ていた。今後も、授業等での交流を期待したいと思っている。               

学校長 大野  毅


スペイン到着


白井さんの発表



学校訪問

白井さんのレポート

 11月16日から21日の間、スペインのバルセロナ市に滞在し、19日から行われたSmart City Expoのイベントの一つ、World Data Viz Challenge 2019 に高校生枠で参加しました。本校がWWLに指定されたことなどをきっかけに、神戸市立科学技術高校(WWL共同実施校)の生徒と、それぞれの研究発表をさせていただきました。また、神戸大学や日精テクノロジー株式会社、バルセロナ大学などが、データを可視化し社会問題を解決するというテーマに基づき研究発表を行っていました。 

 本レポートでは、Expoではなく、前日18日に2校独自で行った現地校(Institute Vila de Gràcia)訪問について重点を置きます。グラシア高校では16歳の男女3名にお会いしそれぞれのプレゼンテーションを簡潔に披露し意見を交換しました。彼らはバルセロナ市で一年に一回行われるデータ活用のリサーチコンテスト(300人以上が参加)の優勝者で、移民(観光移民)と地域別平均収入の関連性について研究をしています。特筆すべき点は彼らが当時日本でいう中学3年生であったこと、また数学特化コースの生徒であった点です。(前提として、スペインでは日本の文理混合とは違い、早い段階から興味のある分野を選び、それぞれ分かれて授業を行います。一つの学校に多くの少人数制学科があるようなイメージです。)若干15歳でありながら、公式の世界を超え、数学とロジックを使った問題提起と解決策提案、またはアプリの開発などを、数ヶ月の間で完成させていたことに驚きを感じました。数学を学ぶだけでなく、その過程で自ら社会問題を仮定し、学びを応用して問題が実際に起こっていることを証明していたことは、教育システムとしても、生徒とそれらを教える教員の知識や柔軟力としても目を見張るものがあります。今後グラシア高校とは関わる機会があるかもしれません(し、ないかもしれません)が、教育や数学関係に興味のある方は、是非データと教育について調べることをお勧めします。
 
 数字を可視化することは、一目で共通点や相違点を見つけることにつながります。これによりより実際に起きている問題の早期解決を促す効果や、問題解決に向けより効果のある方法の模索が可能です。データありきの話ですが、データを自分で探し、グラフ作成やマッピングをし、そこから問題を探し解決するという能力が今後必要になってくると確信した6日間になりました。補足ですが、私は、メンタルヘルスケアにおいて地方行政の持つ役割について、科学技術高校の生徒はNTT docomoとAsicsと連携し開発したスマートランニングシューズとその活用について発表しました。 

 最後になりましたが、ご教授いただいた先生方、サポートしてくださった先生や友人にこのスペースをお借りして感謝の言葉を記させていただきます。Gracias!

2年国際科 白井倖子


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