WWL事業「高度な学び」2学期の実践
〜 大学・企業・自治体・国際機関等による講義・ワークショップ 〜
OPTiMのAIイノベーション戦略 ~第4次産業革命に向けて~

9月17日にOPTiMのゼネラルマネージャー徳田整治氏により、「AIイノベーションに関する戦略」について講演が2年生対象に行われました。高校時代にOPTiM現社長と出会い、知的財産に対する意識が芽生えたこと、「自分たちでゼロからスタートさせる」と決意した起業までの道のり、現在「ネットを空気に変える」をミッションに「世界一AIを実用化させる会社」を目指していることが語られました。オリジナルのアイデアを持つこと、変化をピンチとせず、チャンスに活かし、「我々と一緒に第4次産業を起こしていきましょう」と徳田氏から葺合生にメッセージが送られました。
質疑応答では、「少子高齢化社会、教育分野におけるAI役割」や、「人間とAIとの違い」についての質問がありました。徳田氏から「農業分野での人手不足解消や、個人の特徴や能力を伸ばしていくこと」、「何かを与えられると力を発揮するのがAIであり、0から1にするのは人間という」説明をいただきました。
OPTiMは2000年の創業以来、AI・IoT・ビッグデータプラットフォームのマーケットリーダーとして、普遍的なテクノロジー・サービス・ビジネスモデルを創り出すことに取り組んでいる株式会社
模擬国連(Model United Nation)講演

10月9日と11月13日に神戸市外国語大学教授ゼヌック西出ローリー先生による模擬国連に関する講演が3年生国際科グローバルスタディーズⅢC選択者対象に英語で行われました。大学の模擬国連の様子や、リサーチの大切さ、各国が国連の会議で作成するポジションペーパーや決議案の書き方など教えていただきました。生徒たちは24か国の代表となり、武器輸出(Arm Transfer)についてそれぞれの国の代表として模擬国連に取り組みました。
リスクマネジメント講演
10月22日にWWL事業カリキュラムアドバイザーの兵庫教育大学大学院教授西岡伸紀先生による「リスクマネジメント」に関する講演会が1年生対象に行われました。学校の危険個所や薬物、スポーツにおけるリスクなど、具体例を用いて、リスクの特徴を説明していただきました。リスクには,“複眼”(主体・環境,発生防止・発生時対処・事後対応)で対応すること、主体者として自己決定力の大切さも学びました。

課題研究指導助言
国際科の2年生は、グローバルスタディーズ2B(GS2B)の授業で英語による課題研究に取り組んでいます。中間発表会として、10月27日は、神戸市外国語大学教授の野村和宏先生、10月29日、11月5日には神戸市外国語大学准教授中嶋圭介先生にお越しいただき、合計20チームの生徒が自分たちの研究について英語で発表し、それぞれ助言をいただきました。生徒たちは助言を活かし、パワーポイントスライドやポスターを作成し、今後の校内外の発表に臨んでいきます。

学際国語講演会 「外国ルーツの子どもたちの現状と臨む未来」
11月25日から12月3にかけて、NPO法人多文化センターまんまるあかしの理事長、久保美和さんにご来校いただき、「学際国語」受講者がクラスごとに久保さんの講演を聞きました。
最初に、まんまるあかしさんの活動内容をご紹介いただいた後、なぜ、久保さんがこの活動に携わるようになったのかご説明いただいた。大好きな人たちが困っていることをたまたま知って、なんとかしたいという思いが出発点であったことに生徒達は感銘を受けたようだ。”想いや心をつなげるために言葉による壁をなくす”、”子どもが「差別されている」と感じる社会は決して良くない”、“生活言語と学習言語は別物、5年はかかる”・・・たくさんの胸に響く言葉とともに、貴重な体験談をたくさん語ってくださいました。
最後に静岡のラップグループGREEN KIDSの音楽を映像と共に紹介してくださり、また、久保さんの心からのメッセージを伝えてくださった。
授業で、文章で読むだけでは理解できなかったことに触れられ、生徒達にとってはたいへん有意義な時間となりました。