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2020/07/31

仕事のやりがい(一学期終業式)

| by:広報企画部

仕事のやりがい(一学期終業式)

 

 今日で一学期を終えますが、この一学期は新型コロナウイルスの影響で例年とは違う学校生活となりました。これは世界中の多くの学校でも同じです。兵庫県内の感染者も増えていますので、マスクと手洗い、3密を避ける、人との会話はソーシャルディスタンスを守るなど、これからも充分に気を付けてください。また、誰が感染してもおかしくない状況です。感染した人に対して、偏見や差別意識、感染者捜しをすることがないよう、お互いに支え合うという人権意識が最も大切です。

 6月の終わりに、私は駅の階段で足を滑らせて、足の骨を折りました。23年生には去年話をしましたが、私は若いときに、ラグビーをしたり、100kmマラソンを走ったりするほど、足腰の強さには自信がありました。その自分が駅の階段でこけるとは、まさかと思い、自信を失いました。年には勝てません。61日と2日の学校再開の日に、「人生にはいろいろな事がある」と話をしました。人生には三つの坂があると言われます。登り坂もあれば、下り坂もあります。そしてもう一つの坂が、マサカ、です。今もそうです。本当は今頃、東京オリンピックが開催され、日本中が熱気と興奮で渦巻いているはずが、マサカの一年延期となりました。マサカの事が起きても対応する力は必要です。

 でも、足の骨は折りましたが、頭を打たなくて良かったなと思います。その後は神戸市内の公立病院に入院し、手術をしました。新型コロナウイルスへの対応で医療従事者は大変なときの入院なので、本当に申し訳ない気持ちでした。その病院は、医療技術はトップレベルですし、それ以上に医師、看護師、理学療法士、事務職員さん達の丁寧な対応と笑顔がとても素晴らしかったです。

 看護師は若い人が多く、昼と夜とで担当が毎日代わります。私は担当の看護師全員に2つの質問をしました。「なぜ、看護師になろうと思ったのか?」「看護師になろうと思ったのはいつ頃か?」 皆さん笑いながら丁寧に答えてくれました。なろうとしたきっかけで多かったのは、親が看護師という答えでした。親など身近な大人がいいモデルになることが、進路を決める上で大きいと思いました。いつなろうと思ったかという質問に対しては、小さい頃からの夢というのもありましたが、高校時代に決めたという答が多かったです。そして、全員、仕事は忙しくて大変だけど、やりがいをもって打ち込んでいる様子が伝わりました。

 生徒の皆さんも高校を卒業したら、どの道を進み、どのように生きていくかということを考えていると思います。上の学校に進学して働く人もいれば、高校を出てすぐに働く人もいます。皆さんに望むのは、やりがいを感じる仕事を選んで働いてほしいことです。どんな仕事にもやりがいはありますが、長い間働いているとやりがいを失ったり、忘れたりすることがあります。では、やりがいとは何かというと、自分が熱中して打ち込めることと、社会に貢献することです。やりがいのある仕事に出会うためにも、今はしっかり勉強し、自分を鍛えて、多くの人と出会うことで、人間としての幅を広げてほしいと強く願います。 

今年の夏休みは短いですが、二学期に皆さんの元気な顔を見ることを楽しみにしています。私もリハビリ頑張ります。

 

令和2年7月31日

神戸市立葺合高等学校長


09:44