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作文指導の全体像

どの子どもも伸ばすために、本校独自の指導を進めるための指針になるものを作成しようということになった。それが当初に考えた課題設定理由のカリキュラムづくりを兼ねることになるという思いのもとに作業を進め、「岩岡小学校 作文指導の全体像」という形で結実した。

(1)作文指導の三層構造について

国語教科書だけの指導で、どの子どもにも着実に作文力を付けさせることはなかなか難しい。特に、その学年までに十分な力を付けることができなかった子どもたちに対しては、なお更のことである。そこで、「どの子どもにも確実に作文力を付けたい」という願いから、作文指導を三層に分けて捉え、ていねいに実践することが必要だと考えた。

また、表現技術については、第二層・第三層の指導の中で、無理なく指導していくという姿勢で臨んでいきたい。

(2)第一層(基礎)・・・「表記」の指導

子どもたちの作文を読んでいて、表記の誤りを見つけると、教師の大事な指導としても、ついつい直してやりたくなる。しかし、赤く染めて返された自分の作品を見て、子どもたちはきっと自信をなくしてしまうだろう。それより、誤りの傾向を把握し、それを取り立てて指導するために、課題にふさわしい教材を作成し、時間を設定し、取り立て指導をするようにしたい。

「全体像」の表では、卒業までにこれぐらいは身に付けて欲しいと思うものを記している。これら一つ一つの項目の効果的な指導法も考えていきたい。

(3)第二層(基本)・・・作文構成「基本四型」の指導

どのような流れで文章を書くかは、物事の思考方法(思考の流れ)で決まる。作文構成の「基本四型」は、その「物事の思考方法(思考の流れ)」を「基本的な四つの型」に分類してできたものである。学年の必要に従い、取り立て指導として、構成計画を立てて、作文の基本四型を身に付けさせたい。

教科書教材の中にも、ほとんど基本四型の一つそのものといった教材もある。注意して、見ておきたい。

①時間型(時間の経過に従った構成)・・・題材例「校外学習」

朝の教室の様子 いよいよ出発 バスでのレクレーション係の活躍 博物館に到着 

②並列型(事柄・説明を並べていく構成)・・・題材例「わたしの家族」

父(仕事・性格・特技) 母(仕事・性格・特技) 兄(学年・性格・特技) 

③物語型(起承転結、初め・中・終わりの構成)・・・題材例「家族が増えた」

弟が子犬を拾ってきた 父母と兄弟の意見対立 こっそり世話をしている弟を見て、考えの変わった母 家族会議で子犬を家族に加えることに 

④論文型(原因と結果や、理由と結論の構成)・・・題材例「インフルエンザの予防」

インフルエンザの原因 予防法その一(うがい・手洗いをする) 予防法その二(マスクをする) 予防法その三(体を強くする) 

この中でも、「①時間型」と「②並列型」が最も基本になる。「③物語型」は「①時間型」の、「④論文型」は「②並列型」の発展型である。だから、指導は、時間型・並列型から始めることが原則である。

(4)第三層(発展)・・・「学年の課題」

「全体像」の「学年の課題」は、主に光村図書の国語教科書の作文教材である。「基本四型」のどれかであることもあるが、多くは「基本四型」の複合したもの、発展したものである。しかし、敢えて、それらを「時間型・物語型」系と「並列型・論文型」系の二つに分けた。また、詩の分野を第三の型として起こそうかとも考えたが、複雑になるので、それを「時間型・物語型」に入れた。

この表から分かることであるが、現在の教科書教材は、圧倒的に「並列型・論文型」系が多い。だから、教科書教材を離れて作文を書かせる際は、「時間型・物語型」を書かせることを意識しておきたい。

教科書の課題以外で、本校独自の取組もしている。本校は、人権教育にたいへん力を入れている。それで、全学年で「人権教材集『あゆみ』の感想文」や「人権作文」の、また5年生で「人権週間テレビ感想文」の指導に取り組み、作品募集にも積極的に取り組んでいる。

読書感想文についても、毎年夏休みの課題としているので、どの子どもも家庭で書けるように、夏休み前に書き方を指導するようにしている。

(5)表現技術

この課題については、学年の子どもたちの実態に合わせて無理をせず、基本から繰り返し指導しながら発展させたい。また、作文の授業のときだけでなく、読解などの授業でも学ばせたい表現あれば、意識的に指導をするようにしたい。

(6)まとめと課題

①全体像を見ることにより、その実践がどういう力を付けるための営みなのか、作文指導全体の中での位置付けを明らかにすることができる。

②「学年の課題」の部分では、教科書がかわった場合、その都度、教材の分析が必要になる。

③「表現技術」に係わる研究を深め、内容を広げる方向での指導項目の検討、系統性の定式化が望まれる。
 
(1)指導の基本姿勢について

①特に初期の指導は、一斉指導を基本にする。 発想の転換を。
・書くことを孤独な作業にさせない。構成計画から完成までの全過程をみんなで体験することで、苦手な子どもも要領を得る。
・一斉指導には、みんなが共通して書ける題材を選ぶ。行事作文も貴重な題材になる。
②いわゆる「上手な作文」を目指すことを第一義としない。

 ・「うまく書かなければ」という呪縛から解放する。

③題材主義に陥らない。

 ・「何を書かせるか」より、むしろ「どう書かせるか」の方にエネルギーを費やす。学年打ち合わせを工夫する。

④早い段階で、長い作文を書かせる。 発想の転換を

 ・細かい構成計画を立て、書く項目(段落)数を増やす指導法で、それが可能になる。

 ・自分の力にびっくりさせ、自信を付けさせる。

⑤訂正・修正の赤ペンをやたらと入れない。

 ・真っ赤になった作品は、子どもたちの苦手意識を育てる。

⑥基礎学力の重要課題として位置付ける。

文章表現力は、学力(各教科等の課題)に直結する。

 

学力

教  科  の  課  題

 

基礎

学力

第二層

読解

作文

多位数の四則

学力に直結

第一層

音読

文字

一位数中心の四則

基礎学力の基礎

 

レベル

読み

書き

計 算

学力との関係

⑦指導の有効な手立てを工夫する。

(例)色塗り法

 段落  書き初めと書き終わりによって生じた空白マスを黄色に塗る。

   「 」 会話文・思考文によって生じた空白マスを黄緑色に塗る。

 ・色鉛筆が好ましい。 消える。薄く塗ることができる。(徐々に薄く塗らせる。)

 ・塗る作業を通して、段落や会話文・思考文を視覚的に分かりやすくし、強く意識させる。

 ・意味のない空白マスはないことを理解させる。

「段落用紙」を活用した方法

   段落用紙とは、1段落だけ書くために下書き用紙。段落ごとに用紙をかえて書く。4段落の作文なら4枚使う。例えば、20×10のマス目の用紙。

 ・推敲・校正が簡単にできる。(下書きの気楽さ)

 ・構成の変更が簡単にできる。

口頭による「例えば作文」

   書かせるための、ヒントになる口頭作文

・出だしの言葉や文・文章を例示すると、書きやすくなる子どもが多い。…()「せんせい、あのね、」

・即興の披露でかまわない。途中でも、できるだけ多くの例を示してやる。

(2)基本的な指導の順序と具体的な手立て

1.みんなで構成計画を立てさせる。

  ・みんなが要領をつかめるまで、全員で同じ構成計画を立てさせる。

 ・行事や授業課題等は、共に体験しているテーマなので、一斉指導がしやすい。

 [構成計画指導例(3年1学期)]

  1.「わたし(ぼく)」

   ①すきなべんきょう ②すきなあそび ③すきな本 ④すきなテレビ ⑤すきな食べもの ⑥すきなどうぶつ ⑦とくいなこと ⑧自分のいいところ ⑨自分のなおしたいところ

  2.「春の校外学習」

   ①前の日 ②朝のようす ③バスにのって ④バスから見えたもの ⑤きくせい台について、かんさつ ⑥自ぜんの家について、べんとうとおやつ ⑦あそんだこと ⑧ネイチャービンゴ ⑨帰りのバス 家に帰って むすび

  3.「岩岡神社発見」

   ①はじめに ②一つ目の発見 ③二つ目の発見 ④三つ目の発見 ⑤むすび

  4.「おもしろいもの、見つけた」

   ①書き出し見つけたもの ②知らせたいことおもしろいと思ったところ ③見つけたものの様子 ④見つけた場所 ⑤むすびさそいかけの言葉

  5.「『三年とうげの』を読んで」

   ①なぜこの話(本)をえらんだか ②かんたんなあらすじ(しょうかい) ③おもしろいと思ったところ ④とてもかん心したところ ⑤ぬるでの木のかげで歌ったのはだれだと思うか(読解の授業で書いたものをそのまま書き写してもいい。) ⑥なぜ「三年とうげ」の言いつたえがあるのか ⑦知っている言いつたえと生まれたわけ ⑧むすび

2.構成計画に従って作文用紙に書かせていく。

A.「色塗り法」での指導

 ①題名・氏名を書かせる。

  ・長い題名は2マス、短い題名は3マス空け、そこを黄色の色鉛筆で塗らせる。

  ・名字と名前の間、名前の後を1マス空け、黄色に塗らせる。

  ・上二つのマスの空け方はあくまで目安で、「必ず」ではない。いらない混乱を招かないために、一応決めておいた方がいいようだ。

 ②段落の初め1マスを空け、黄色に塗らせる。

 ③計画したその構成部分(一つの段落部分)を書かせる。
 構成項目(段落)が全部終わるまで、この作業を繰り返させる。

  ・教師は「例えば作文」として、ヒントになるようないろいろな
   例を作文形式で語り続ける。そして、真似していいことを伝える。

  ・出だしが書きにくそうな場合は、出だしの言葉や文・文章を例示してやる。

  ・「この子は、こんなことを書いているよ。」「これは、おもしろい。」等と、好ましい情報を伝え続ける。

  ・場合によっては会話文・思考文を入れると文章が生き生きしてくることが多いので、入れることを勧める。

   ☆「 」を使って生じた空白マスを黄緑色に塗らせる。

  ・早く終わった子どもから指名して読ませる。まだ書き続けている子どもの参考にさせる。

   ☆書きながら聞くことを認める。作業をストップさせない。

  ・一定の時間がたったら、「そろそろ終わりましょう。」と声をかけて終わらせる。

   ☆時間を切ることにより、緊張感を生む。

   ☆早く終わったら、推敲・校正をさせておく。

 ④段落の終わりの空白マスを黄色に塗らせる。

3.推敲・校正をさせ、読み合わせをさせる。

  ・数項目(段落)ごと、そして全体が終わってからもさせる。

  ・個人の推敲・校正が終わったら、友達どうしで読み合いをさせる。

   ☆間違いや分かりにくいところを指摘し合わせる。

   ☆しかし、気を付けないと、その子ども独自の個性的な優れた表現が変更させられることがある。

B.「段落用紙」を使わせる指導

1.段落用紙の上の欄に、段落番号と小見出しを書かせる。

 ・小見出しは、構成計画の項目の言葉と同じ。

2.Aの③と同じような指導をしながら、段落用紙に書かせていく。

3.Aの3と同じように、推敲・校正と読み合わせをさせる。

 ・構成計画の項目(段落)の入れ替えも簡単にできる。

4.段落用紙に沿って、作文用紙に清書をさせる。

 ・早く終わった子どもから、読み合わせをさせたり、発表をさせたりする。 時間の都合を考える。

(3)各教科・「総合的な学習の時間」など、書かせる場面の広がり(3年目の課題)

①特にこの3年目、これまで培ってきた作文力(文章表現力)を各教科・「総合的な学習の時間」などにも生かすようにし、薄っぺらな理解・認識ではなく、分厚い学力づくりを目指す実践へと高まってきた。

②論文型の作文指導について、いろいろな工夫が生まれてきている。

 ・「予想、結論・結果、理由・原因、まとめ」などの表現法指導の工夫

 ・写真や観察記録など、書かせるための資料作りの工夫

③各教科・「総合的な学習の時間」などで書くことが、書く力そのものも高めることを実感することができている。

(4)まとめと課題

①書きにくい子どもや苦手な子どもをなんとかしたいという指導法をたくさん交流でき、教師一人一人の指導力が向上した。

②子どもたちの書く力、特に長い作文を書く力は、飛躍的に伸びてきている。

③各教科・「総合的な学習の時間」などで書く作業を多く取り入れたことにより、書くことの意味付けがはっきりしてきた。これからも意識して、この分野の研究と実践が望まれる。

④表現に係わる指導をどうしたらいいか、その系統性はどうなのか、これからの大きな課題である。

 

 

カウンタ

COUNTER83459

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