「スマホ時代の子どもたちのために Part2」
兵庫県立大学 准教授 竹内 和雄
〇 スマホ時代の子どもたちの現状について考えたい = 子育ての話
〇 参加者自身のスマホとのかかわりなどについて、隣に参加者と共有
総務省作成のSociety5.0(2018)の動画を視聴し、2021年現在実現したものとそうでないものを確認。
〇 コロナ禍で、時代は10年進んだと言われている。
〇 今後なくなっていくとされる仕事は、「同じ内容を、誤りなく、長時間行うもの」が多い。逆になくならないであろう仕事は、「特別な知識、協調性、高度な判断、創造性」が必要とされるものが多い。例えば、デパート店員(残る)VS.(なくなる)スーパー店員 通訳者(残る)VS.(なくなる)翻訳者
〇 令和では、「自分で考える子」が求められている。
だから、主体的、対話的で深い学びの必要性を文科省は唱えている。
〇 スマホ時代の到来
小学生の使用が急増
乳幼児のネット使用は増加(5歳児のネット使用H29 37% → H30 68%)
4歳でも56%
ゲーム依存は、健康保険適応の病気として認められるようになった。
〇 子どものネット利用
年齢による違い 過去は、ゲーム機からスマホに移行していた。
今は、タブレットからスマホに移行している。
男女による人気の違い 男子は、動画、ゲーム
女子は、動画、SNS
最近の大学生 マッチングアプリの利用は当たり前
位置確認情報利用も抵抗感はない
〇 子どものトラブル
ネット依存 確実に増加している
ネットいじめ (平成)学校裏サイト → (令和)LINE等
早期発見、早期対応が必要
大人が暴走(子どもにとって過剰な対応)しない
トラブルのもとは、出会い系サイトからSNSへ変化
ネットの問題は一部の問題ではなく、社会全体の問題
ネット0(ゼロ)ではなく、ネットとうまく付き合えるようにすべき。そのような子どもが後々伸びる。
〇 子どもを信用してはいけない → 幼いところもあるし、間違えるもの
よし悪しの問題ではなく、そんな時代になっているとの認識が重要
ネットについて学ぶ機会が子供達には必要。年齢が低い子どもにも必要かと思う
〇スマホの問題のまとめ
デジタルで難しいと避けていてはダメ
大切なのは、心。要は、「心の問題」
特に良好な親子関係が大切
日ごろから話し合える雰囲気、子どもの話を聞く、両親の考えを合わせておく
〇 子どもは何か寂しいことがあるからネットでつながろうとすることを知るべき