初任者研修「学級経営(中高)」
日時:10月27日(火) 14:00~
場所:総合教育センター 602・3号室
講師:教育相談指導室 指導主事
中学校、高等学校の59名の初任者が選択研修として参加しました。まず、教育相談指導室の指導主事より、「育てる教育相談の考え方を活用した学級経営」というテーマの講話があり、「育てる教育相談」は発達的・開発的な教育相談であることや、学校で行われている教育相談のように先生と生徒の一対一で行われているものとは違い、生徒集団に対して行われる学級の雰囲気づくり・帰属意識の維持・心のエネルギーの充足・生徒理解へのかかわり等に有効な考え方・手法であることを学びました。また、構成的エンカウンターやアサーショントレーニング、ソーシャルスキルトレーニングなどの具体的な手法を実際に体験し、どのような効果があるのかを考えることもできました。参加した初任者の多くが前のめりになって講話を聴き、メモを取る姿があり、振り返りシートには、「早速、明日のSTから学んだ手法を取り入れ、より良い学級になるよう努力していく。」「ST、HRの時間にこんなにもたくさんできることがあるなど、学びが多かった。是非学校に持ち帰って実践することで、生徒一人一人の自己肯定感や相手を思いやる気持ちが育つと感じた。」といった感想がありました。
次に、3人~4人のグループに分かれ、「学級経営にかかる課題や問題を整理し、その改善のためにできることを考える」をテーマとして、互いに聴きあい話し合いました。それぞれの学級経営にかかる課題や問題は違っていても、生徒たちの現状が客観的に浮かびあがり、生徒たちをより良く変容させていく手立てを考えていきました。

講話: 「自己理解・他者理解」のための具体的な手法を体験する
グループ演習:学級経営にかかる課題や問題への手立てを考える