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いじめ防止基本方針

神戸市立楠高等学校 いじめ防止基本方針 (平成30年3月1日改訂)   印刷用はこちら ⇒  いじめ防止基本方針(楠高校)

はじめに

「いじめは、どの学校でも、どの学級にも、どの生徒にも起こりうる」という基本認識に立ち、本校の生徒が安全で安心して楽しく心豊かな学校生活を送ることができる、いじめのない学校をつくるために「神戸市立楠高等学校いじめ防止基本方針」を策定した。

本校における「いじめ防止のための基本的な姿勢」は、
・神戸市いじめ指導三原則「するを許さず されるを責めず 第三者なし」を常に念頭において、いじめは絶対に許されないことであるという認識を核として指導を行います。
・講演会や研修などの場を設け、生徒・教職員の人権感覚を高めます。
・生徒と生徒、生徒と教員をはじめとする校内における温かな人間関係を築きます。
・いじめを早期に発見し、適切な指導を行い、必ず解消するという姿勢で、いじめ問題の克服に向けて取組ます。
・夜間定時制高校の働きながら学ぶという環境を活かし、企業や保護者・関係機関との連携を深め、他者理解や自己有用感等の育成を図り、いじめ防止・根絶へとつなげていきます。
上記の5つのポイントに重点を置いて取組を進める。


1. 「いじめ」の定義

「いじめ」とは、本校に在籍している生徒に対して、本校に在籍している等の一定の人間関係にある者が行う心理的または物理的な影響を与える行為(インターネット等を通じて行われるものを含む)であって、いじめを受けた生徒が心身の苦痛を感じているものをいう。
本校では、「いじめ」を訴えてきた生徒の立場に立ち、この「いじめ」の定義にとらわれることなく、その訴えを真摯に受け止め、生徒を守るという立場で事実関係を確かめ、対応する。


2. 本校の教職員の姿勢

・生徒一人一人が、自己有用感を得て、自分の居場所と感じられるように学校運営・学級経営に努め、生徒との信頼関係を深める。
・生徒同士の他者理解を進め、思いやりの心や命の大切さを育む学級活動や学校行事の充実を図る。
・「いじめは決して許さない」という姿勢を教員がもっていることをさまざまな活動を通して生徒に示す。
・生徒一人一人の変化に気づくため、面談や相談の機会を多く持つように努める。その際、生徒や保護者の話を親身になって聞くなど、真摯な対応に努める。
・携帯やインターネットを介した「いじめ」について、「情報」の授業で情報モラルや情報リテラシーを学ばせるとともに、教員も積極的に学ぶ。


3. 校内体制について

(1) 楠高等学校いじめ問題対策委員会の設置

構成は、校長、教頭、学年主任 、生徒指導部長、生徒指導担当教諭、生徒指導渉外担当、関係教員、人権主担者、特別支援コーディネーター、養護教諭、スクールカウンセラー等とする。


(2) いじめ問題対策委員会の役割

・基本方針に基づく取組や年間計画の作成や研修の企画・立案をする。
・本校におけるいじめ防止等の取組に関することや相談内容の把握、生徒・保護者へのいじめ防止の啓発等に関することを行う。
・いじめの相談があった場合には、当該担任等を加え、事実関係の把握、関係生徒、保護者への対応等について協議し、誠実に対応する。なお、いじめに関する情報については生徒の個人情報の取り扱いを十分に注意しながら、本校の教職員で共有するようにする。
・本校のいじめ対策について、取組の検証と改善を行う。


4. いじめの未然防止について

<生徒に対して>

・自他の存在を尊重し合うことのできるような集団づくりを行う。
・学級や学校、社会のルールを守るといった規範意識の醸成に努める。
・わかる授業を行い、基礎・基本の定着を図り、達成感・成就感を感じられるようにする。
・命の大切さを、様々な教育活動を通して伝える。
・見て見ないふりをすることも「いじめ」につながるということを教え、「いじめ」をやめさせることの大切さを指導する。


<学校全体として>

・全教育活動を通して、「いじめは絶対に許されない」という雰囲気をつくりだす。
・各種アンケート調査やチェックリストを活用し、生徒の状況を観察する。
・教育相談体制の充実を図り、全教職員で生徒の心のケアに当たる。
・人間関係作りが得意でない生徒の困り感に目を向け、コミュニケーション能力の向上と、良好な人間関係作りができるように支援する。
・生徒会が中心となって、生徒が自主的に「いじめ撲滅」を目指す取組を進める。


<保護者・地域に対して>

・家庭において生徒の変化に気づいたら、すぐに学校に相談できるよう、保護者との信頼関係を構築する。
・勤務(アルバイト)先における状況などの変化についても連携できる体制を整える。
・ネット等を介して広範囲におよぶ「いじめ問題」の解決には、学校・家庭・地域・関係機関と連携をとりながら解決を図る。
・PTA活動や各種たより、HPなどで機会あるごとに情報の発信を行う。


5. 「いじめ」の早期発見について

・個人面談や就職相談等の機会を使い、教職員が生徒の悩みを聞くことのできる時間を確保する。
・校門でのあいさつ指導や、休み時間の立ち番、部活動等で生徒と接する場面を多くし、心の微妙な変化に気づくことができるようにする。
・生徒の人間関係や学校生活などの悩み等の把握に努め、生徒に寄り添い、積極的な声かけを行うなど、生徒との信頼関係を深める。
・アンケート調査等を活用し、教員間で情報を共有するとともに、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等と連携し、家庭・地域と見守りを進めていく。

6. 「いじめ」の早期対応について
・いじめに限らず、困った事や悩んでいることがあれば、相談することの大切さを伝え、親身になって対応をする。
・いじめられている生徒や保護者からの訴えを、親身になって聞き、生徒の悩みや苦しみを受け止め、生徒を支え、いじめから守る姿勢を示して対応することを伝える。
・いじめに関する相談を受けた教員は、管理職に報告するとともに、いじめ問題対策委員会等、校内で情報を共有する。
・学校として組織的な体制のもとに、事実関係を正確に把握し、当該の保護者に伝え、学校・家庭・勤務先・関係機関の協力のもとに解決していく。
・再発を防止するため、いじめを受けた生徒・保護者への支援と、いじめを行った生徒への指導と保護者への支援を継続的に行う。
・状況によっては、教育委員会事務局、所轄警察署、少年サポートセンターと連携して対処する。

7. 特別な支援を必要とする生徒への対応

特別な支援を必要とする生徒に対する 「いじめ」の未然防止・早期発見・早期対応には十分に配慮する。また、支援を必要とする生徒同士を含め、支援を要する生徒の行為に対しては、他人を理解し個々の生徒を尊重する姿勢とコミュニケーション能力を高める教育を進める。
 

8. インターネットやソーシャルメディア利用によるいじめへの対応

・パソコンや携帯電話、スマートフォン等の利用に関して、マナーやルールづくり等について、保護者に協力を依頼する。
・インターネットやソーシャルメディアの特殊性による危険性について、専門的な知識を有する外部の方を招くなどし、最新の情報を生徒や保護者、教員が学習し理解するための講演会を企画する。
・教科「情報」による情報モラル教育を積極的に進める。
・インターネットやソーシャルメディア利用によるいじめを認知した場合は、書き込みや画像の削除等の迅速な対応を図るとともに、事案によっては警察等の関係機関と連携して対応する。


9. 保護者・地域・関係機関との連携

・P T A と連携し、あいさつ運動を継続する。
・P T A 役員会において、学校でのいじめの現状や取組を発信するとともに、各種たよりやHP等で全保護者へ情報発信を行う。
・インターネットやソーシャルメディアの特殊性による危険性の啓発をはじめ、情報モラル教育を積極的に進めるために、関係機関との連携を取り、情報提供を行う。
・学校の指導だけでは十分な効果を上げることが困難な場合などには関係機関(警察、少年サポートセンター、児童相談所、医療機関、法務局等の人権擁護機関)との積極的な連携を行う。


10. いじめ事案への対処について

・人権に配慮しながら事実関係を正確に確認し、指導の記録をきちんととる。
・保護者に対して、事実について説明するとともに、体制の整備について説明し理解を得る努力をする。
・いじめられた生徒を守るために、全教職員で情報を共有し、解決に向け組織的に支援を行う。
・いじめた生徒へは、いじめは許さないという毅然とした指導を行い、相手の思いや自己の行為を考えさせ、二度といじめを起こさせない環境を構築する。
・教育委員会事務局に事実関係を報告する。

11. 重大事態への対処

・重大事態が発生した際は、教育委員会事務局に迅速に報告する。
・教育委員会事務局の指示のもと、第三者からなる組織を設け調査する。
・重大事態が発生したことを真摯に受け止め、事実関係を把握し調査委員会に速やかに提出する。
・いじめを受けた生徒及び保護者に対しては、学校として説明責任があることを自覚し、正確な情報提供と丁寧な対応に努める。


12.その他

・学校評価においては、年度毎の取組について、生徒(卒業生)アンケートや学校自己評価などを行い、その結果を公表し、次年度の取組に活かす。
・この基本方針は本校の状況に応じて、「楠高等学校いじめ問題対策委員会」において点検・見直しをすすめ、適切に改訂を行う。