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神戸市立本山南中学校

 
創立30周年に伴い、平成28年3月1日、グランドの「オアシス運動」横断幕を新調しました。

 

来場者(H24.1.7より)

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卒業式式辞

  

人の心の浮き沈みをなだめるように、植物の息吹は今年も旅立ちの春が訪れたことを静かに知らせてくれています。本校の桜も、卒業生ひとり一人に祝福の花吹雪を贈る準備を進めています。

卒業生の門出を心からお祝いするために、生徒のみなさんと、保護者の皆様と教職員で卒業証書授与式を挙行します。中学校生活の思い出の数々を瞼の裏に映し出し、卒業生の未来に全力でエールをおくる式典にしたいと思います。

34回生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。

卒業にあたり、中学校生活の3年間を振り返り、自分自身の成長を感じることと、それを支えてくれた人々への感謝の思いを持つことは、子どもから大人へと変化していく中学生にはとても大切なことです。

異例であったこの1年だけに注目するのではなく、1.2年生の出来事も振り返って、その当時に出会った人、影響を受けたこと、感じたことや考えたことを思い出してください。そして、自分がそれによってどのように成長できたかを振り返ることができれば、うまくいったこともうまくいかなかったことも、すべてが大切な時間であったことに気づくはずです。

人間は便利になることを追求し、文明を発展させてきました。新しいものの開発には何よりもスピードが求められ、次から次へと前に進むことを余儀なくされています。ただ、この1年に限っては、待つこと、耐えること、静かに考えることが要求されました。そのことに窮屈さを感じること自体が、前に進むことに慣れてしまった証なのだと思います。しかし本来は、待つこと、耐えること、静かに考えることは、人として大きく成長するために、とても重要な時間であると私は思います。卒業生の皆さんも少しだけ立ち止まって、今の時間を大切に過ごしてください。これからの長い人生にとって、貴重な時間であったと思う日が来るはずです。

保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。誕生から15年、時には寄り添い、時には突き放しながら、変わることのない愛情をもって接してこられたことと思います。わが子のわがままにも、ご自分の中学生の頃を思い出し、その気持ちを理解しようと苦心されたのではないでしょうか。これまでのご苦労に心より敬意を表しますとともに、あらためてお祝いを申し上げます。

この1年は学校の教育活動をご覧いただく機会も少なく、心配されたことも多かったことと思いますが、できる限りの教育活動の中で、卒業生は確実に成長してきました。私たち教職員にとっては、生徒たちにもっと自由に、もっと活発に活動させてあげたかったという心残りがあるのは否めませんが、34回生とのつながりがこれで切れたわけではありません。卒業後も子育てに悩む時には、学校を訪ねてご相談いただければありがたく思います。

さて、卒業生の皆さん、いよいよ旅立ちです。あなたたちの学年には「人を大切にできる34回生」というテーマがあります。学校生活でつながった仲間を大切にする日々の生活や、見知らぬ多くの人の命を守る感染拡大防止の取り組みによって、あなたたちの心がそのテーマに近づいてくれたのであれば、これほどうれしいことはありません。まずは自分自身を大切にし、それと同じように人を大切に考えることができる。いつまでも優しさという熱い血の流れる人であってください。

ああ 若き日に燃ゆるもの ああ、若き血にたぎるもの 青春のいのち いのち輝く本山南 34回生のいのち輝く人生を祈り、式辞といたします。

令和3年3月17日 神戸市立本山南中学校長 近谷 雅彦


 
 

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2021/01/18

震災講話

Tweet ThisSend to Facebook | by:校長

 今日は阪神淡路大震災から26年目を迎え、避難訓練を実施しました。皆さんが真剣に取り組んでくれることは、26年前に震災で命を亡くした方々の御霊に応えることになると思っていますので、これからも訓練には真剣に取り組んでください。

 昨日は皆さんが作成してくれた千羽鶴を地域の慰霊碑に奉納してきました。生徒会の本部役員の人たちが、地域の代表の方にお渡しすることで、震災を語り継ぐ気持ちを伝えられたのではないかと思います。全校生のみなさんの協力に感謝します。

 私は26年前皆さんの住んでいる校区から、少しだけ離れた阪神深江駅の近くで被災しました。本校の校区も被害が大きかったのですが、私の家の周りも被害は甚大でした。私が住んでいたマンションはまだ建ってから日が浅かったこともあり、倒壊を免れましたが、室内はタンス・テレビ・冷蔵庫・食器棚などほとんどの家具が倒れ、食器類は割れて散乱しているような状態でした。水、ガス、電気が止まり、日常生活を送ることがままならない状態の中で復興に向けて生活再建が始まったのですが、今回は皆さんにその大変さを話すことはあえてやめておきます。

 私は震災の被害を受けたことで、それまでと明らかに違う考え方を持つようになりました。今日は、皆さんには、私の考え方がどう変わったかということを話したいと思います。一つ目はたくさんの人の死に直面して、「自分が生かされている」と考えるようになったことです。死ぬつもりなどなかったし、これから楽しいことが待っているはずだったたくさんの人々が、無念の思いで死んでいった話しを聞くたびに、「自分は生かされている」「生かされた命を大切にする」と強く思うようになりました。今の世の中でも「死にたい」という人の声を聞くことがありますが、私は「もっともっと生きていたい」と思いながら死んでいった人の気持ちを考えると、「死にたい」と思う気持ちに、やや共感しにくい気持ちがあるのも事実です。

 二つ目には、「今を今日を大切にする」「命は一つしかない」という考え方を持つようになりました。わかりやすく言うと、明日大災害が起こって死ぬかもしれないという事実に直面し、やりたいことや、やらなければならないことは、やっておかないと後悔するのではないかと考えるようになったということです。物事を選択するときには、一度しかない人生なので、やりたいことは失敗しても我慢せずにやってみようか、と考えることが増えたように思います。

 最後に私の考え方の変化で、皆さんに一番知ってもらいたいことは、人間は助け合うことができる素晴らしい生き物だということを知ったことです。皆がどん底に落とされたあの日から、私は多くの人に助けられ、助けて生きました。命が助かった人は、みんなどん底からのスタートで、明石家さんまさんではないけれど、「生きてるだけでまるもうけ」という心境でした。誰をうらやむわけでもなく、誰に腹を立てるわけでもなく、困っている人がいれば助け合うことが当たり前の日々を送りました。皆が親切で寛容で心が温かでした。感謝の思いを伝えたい人は今思い出しただけでも山ほどいます。この経験ができたことで、私は人間の良さを知り、人を嫌いになることなく、その後の人生を生きてこられたと思っています。

 今、あなたたちに嫌いな人はいますか? その嫌いは互いがどん底に落ちたとき、一瞬で消えてなくなります。人間は、本来助け合い分かり合える生き物であると、26年前の阪神淡路大震災は教えてくれました。皆さんが心に持っている親切で寛容な気持ちを大切に生活してください。その結果として助け合い、分かり合える仲間が増えれば、皆さんの人生はきっと豊かな人生になると思います。

 これで、私の話は終わります。聞いてくれてありがとうございました。


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