(年間指導計画作成上の工夫)
・指導する領域や題材のねらいを学年間の系統性に結び付け、段階的に学習の定着が図れるように工夫されている。
(学習指導要領に対する取組)
・「共通事項」を中心に置いた学習の展開が図られている。
・共通教材につては、旋律と歌詞の関係や日本語の美しさを味わわせ、また季節ごとの行事や動物、自然に優しいまなざしを向ける心を育てるために、発達段階に応じた教材の工夫をされたい。
(表現力の育成)
・音楽における表現力とは①「思考判断した家庭や結果を言語活動として表す力」と②「歌唱・器楽・創作で表す音楽表現力」とがある。大切なのは、児童が思いや意図をもって表現していくことである。楽譜から共通事項などの情報を読み取り曲想にふさわしい演奏や表現ができ、また工夫していく力を付けていくためには、発達段階に応じた各領域の関連性、系統性をもった題材の構成や教材の工夫を大切にされたい。
(音楽づくり)
・グループアンサンブルを取り入れた旋律・リズムづくりや伴奏づくり、また、物語を題材にした音づくりなど各校で工夫をこらした取組がなされている。
・音を音楽へと発展させる過程の中で言語活動を取り入れ、他社の意見を聞きながら思いや意図を自分のものにしていき、表現できるような活動を大切にされたい。
・即興演奏は、演奏の技量や出来が重要なのではなく「即興演奏ができる」ということが目標である。
(和楽器における小中連携)
・器楽領域において和楽器を取り扱う場合は、中学校との連携を図りながら、実施されたい。26年度貸出用の三味線80棹が中学校に整備されている。有効に活用されたい。