新学習指導要領への対応 (市立高校全校指定)
 

⑴-1 【目標に準拠した観点別学習評価の推進】 実施計画


1 実践研究内容
  目標に準拠した観点別学習評価の推進

2 実践研究のねらい

  平成27年度からの観点別評価を用いた学習評価の全面実施に向け、その理解、作成と活用の推進を図る必要がある。本校単位制の特色を更に活かすためには、学習指導と学習評価の一体化を通じて、指導内容や指導方法の改善を図り、基礎的科目から発展的な科目へと生徒の習得を向上させる必要がある。
  目標に準拠した評価による観点別評価は、授業の習得状況を多面的に評価するため、指導に反映しやすい。その点について職員の理解を図り、評価規準の作成を推進する。


3 実践研究の概要

  平成25年度内に作成した評価規準は13教科27科目であり、32名の教員が携わった。
  平成26年度は、残る教科・科目の評価規準作成に向けて、全教員で取り組めるように更に理解を深める。
  (1)赴任した職員に対して、目標に準拠した評価による観点別評価についての理解を図る。
  (2)各教科主任を通して評価規準作成を依頼し、評価規準作成分担の提出を受ける。
  (3)各担当者は、教務部が作成した評価規準を参考にして、送付を受けた評価規準フォームにより作成する。
   ①科目の内容・目標を把握し、本校生徒の状況に合った目標を設定する。
   ②各章の目標から評価規準を設定し、具体の評価規準に細分する。
   ③評価の総括方法を教科内で調整する。
  (4)授業で平成25年に作成された評価規準を活用し、その利点の共通理解を図り、評価規準の理解を進める。

 

⑴-1  【目標に準拠した観点別学習評価の推進】 実施報告

1 研究テーマ
  目標に準拠した観点別学習評価の推進

2 内 容
  若い教員が増え、教育の目標や高校の教育目標の理解を通して、教育の理解を図ることにより、目標に準拠した観点別学習評価の重要性を理解する必要がある。
  平成27年度からの観点別評価を用いた学習評価の全面実施に向け、その理解、作成と活用の推進を図るために、次のことを実施した。

   1. 職員会議を通して、観点別評価を用いた学習評価の実施について再確認した。
   2. 各教科に評価規準の作成にまだ未着手の科目の作成を依頼した。
   3. 評価規準の書式について、できるだけ統一を図るために、教務部で作成したものを配布した。


3 効 果
   1. 現在、各教科で作成中であり、具体的な数値としての効果は得られていない。
   2. 但し平成25年度には、評価規準の作成に理解を得られていなかった教科より、作成に着手した科目がある。徐々にではあるが、評価規準の作成が進捗している。


4  課 題
  1. まだ観点別評価を用いた学習評価の理解を得られていない教科があり、時間をかけて理解を得る必要がある。
  2. 平成25年度に作成する予定であった評価規準が未完成の状態の科目がある。職員の異動により作成が止まった科目もあり、あせらず作成をお願いする必要がある。
  3. 評価規準の作成は、作成に協力的な教科であっても、教科全員により作成されているわけではない。教科内での協力の広がりが必要である。
  4. 評価規準を作成しても、実際の授業の学習評価に評価規準が活用されなければ意味がない。作成した評価規準をどのように活用するかが問題である。

 

⑴-2 【理科教育の推進】 実施計画

1 実践研究内容
  理科教育の推進

2 実践研究のねらい

  理科教育の推進の一環として、理科で学習する内容や課題研究発表等で用いる英語表現を取り上げた、理科英語カリキュラムを開発・実践し、生徒の国際的な視野や感覚を育み、国際的な通用性を養うことをねらいとする。


3 実践研究の概要

  上述のねらいを達成するため、理科と英語科の教員が中心となり、主に次の5点を含む理科英語カリキュラムを開発・発展する。
  
 1.理科英単語定着のための繰り返し学習
 2.課題研究発表で用いる英語表現定着のための繰り返し学習
 3.課題研究発表等の質疑応答で用いる英語表現定着のための繰り返し学習

4 科学英語論文の読解


5 上記1~4で学習した成果を活用する機会

開発したカリキュラムは、総合科学系(理系)2年次対象の学校設定科目「理科英語①」、「スペシャルサイエンスリサーチⅡ(SSRⅡ)」や3年次対象の学校設定科目「理科英語②」、「スペシャルサイエンスリサーチⅢ(SSRⅢ)」で実践する。
実践後は、授業を受講した生徒を対象にアンケート調査を行い、開発したカリキュラムの評価・改善を行う。

 

⑴-2 【理科教育の推進】 実施報告

1 研究テーマ
  理科英語カリキュラムの開発・実践

2 内容
  理科で学習する内容や課題研究発表等で用いる英語表現を取り上げた理科英語カリキュラムを開発・実践し、生徒の国際的な視野や感覚を育むことをねらいとする。
  上述のねらいを達成するため、開発した理科英語カリキュラムをもとに授業を行った。2・3年次総合科学系(2年次52名 3年次55名)を対象に、英語科教員1名及び理科教員1名によるチームティーチングで授業に臨んだ。主な授業内容は以下の通りである。

   1.理科英単語定着のための繰り返し学習
   2.課題研究発表で用いる英語表現定着のための繰り返し学習
   3.課題研究発表等の質疑応答で用いる英語表現定着のための繰り返し学習
   4.科学英語論文の読解
   5.上記1~4で学習した成果を活用する機会

  1,4については、植物、光合成、タンパク質、元素、宇宙、医療等を題材に理科英単語や英文読解力を身につけることを目標にカリキュラムを開発し、実践を行った。
  2,3については、生徒が日頃取り組んでいる課題研究を題材にカリキュラムを開発し、実践を行った。研究の目的、方法、結果、考察等を英語で論理的に発表したり、質問したりすることを目標に授業を行った。また、課題研究要旨を英語で表現するカリキュラムも開発し、実践を行った。さらに 、近隣企業(P&Gジャパン㈱)と連携し、洗剤を題材に英語表現定着のための学習も行った。
  5については、授業毎に学習した内容を英語で発表する機会を設けるとともに、課題研究発表会等の機会も活用した。


3 効果
  英語で表現することを前向きに取り組む生徒が増加した。生徒の中には、学会に参加し英語で学会発表を行い、高い評価を得た生徒もいる。理科英語で学んだ内容は、課題研究の英語論文作成にも生かされている。


4 課題
  今後は理科英語で学んだ内容の定着を図り、口頭発表や質疑応答に臨む力を一層向上させていきたい。本校は継続的にインターナショナルスクールと交流を続けており、交流の場を授業で育成した力を活用する機会にしていきたい。