⑵ いきいき生徒会支援事業 (市立高校全校指定)
 

実施計画

1 生徒会活動活性化のための新たな企画
  生徒会執行部役員が試行錯誤しながら、自分達の学習環境や学校生活をより良いものにしていくには何をどうすればいいのか、考えをまとめさせ、その考えを自治活動に繋げていきたい。
  全校生徒にアンケートを行うなどして、要望を聞き、現状認識を行う。また、先生方との対話(ミーティング等)を通して、知恵を授けていただき、どんな活動が行えるのか模索させる。その結果として、マナーアップキャンペーンやクリーン作戦などが実施できるよう努力させたい。

2 本年度の生徒会活動の計画・概要
  4月)対面式、部紹介の企画・運営と、新入生のオリエンテーションのためのクラス訪問(朝のSHR)。
  5月)9日実施の文化祭(六愛祭)に向けた各クラスの文化委員や美化保健委員との共同準備作業。
     執行部役員の全校生への呼びかけで、6m×4mの巨大モニュメントを製作。腕相撲大会の企画、運営
     ステージのオープニングでの「模擬店CMビデオ」、エンディングの「六愛祭の思い出スライド」の作成。
  7月)下旬から9月初旬に立候補を受け付け、9月中旬に役員選挙を実施。
  9月下旬~10月)新たなリーダーを育成するための「リーダー研修会」の開講。
  2月)理念を掲げたマナーアップキャンペーンやクリーン作戦の企画、運営。
  その他)執行部役員で「生徒会新聞」を作成、学期の終わりに全校配布。
 

実施報告

1 ねらい
  生徒会執行部役員が試行錯誤しながら、自分達の学習環境や学校生活をより良いものにしていくには何をどうすればいいのか、考えをまとめさせ、その考えを自治活動に繋げる。

2 内容
  従来の生徒会行事「新入生歓迎行事、部紹介(4月)、文化祭(5月)、美化活動[クリーン作戦](7月)3年生を送る会(2月)、」の企画、運営に加え、生徒会活動の活性化を考えるうえで、7月に全校生徒に「現状に関するアンケート」をとり、現在、本校の生徒が何を問題として捉えているのかということを調査した。
  回答を集計した結果「登下校時の電車内のマナー」が全体の5割、「あいさつ」「携帯電話の校内電源OFF」「清掃活動」「授業態度や学習に対する姿勢」「言葉づかい」の5項目に対して、全体の3割以上の生徒から改善すべきであるという指摘であった。
この結果に基づき、10月にマナーアップキャンペーンを2週間行い、マナーアップを目的としたパンフレットを配布して、「何が問題で」「どうするべきか」ということを全校生に認識させる努力を行った。
  また、現在、本校に存在する「生徒会会則」が17年前の創設時に素案として作られた不完全なものであり、改定する必要があったため、「自治自律の精神に基づく民主的な生徒会活動」「学校生活における福祉の向上、充実を図る」「社会の形成者として有益かつ必要な態度と人間性を身につける」という普遍的な活動目的を明確にすることを含め、全面改定を行う作業に着手した。
  今年度は現会則の部分改定を行い、年度末から来年にかけて、新しい生徒会会則の制定を行う。
  また、会則の改定のために必要な、評議委員会を12月に、生徒総会を1月に実施した。

3 効果
  マナーアップキャンペーンを通して「集団生活におけるマナーとは?」「自律とは?」ということを生徒会執行部から全校生徒に問題提起をして、みんなで意識改革をする必要があることを訴えた。なかなか行動に移すところまで十分浸透できなかったが、時間をかけて繰り返し訴えて行きたい。
  生徒会執行部役員は今年度活動を通して、「全校生徒の代表で、生徒の笑顔を作るクリエイター」という役割を認識したようだ。「させられるという受動的な考え方から、自分達で納得して活動する」「自分でやるのではなく、みんなで行なう」ということが執行部役員の生徒達の気持ちの中に生まれ、考えながら実行していこうとする姿勢が見受けられた。

4 課題
  すぐに結果に繋がらない「生徒の意識改革」。来年度もマナーアップキャンペーン等を実施し、啓発活動を続けなければいけない。また、行事への取り組みなどを極力、生徒に考えさせ、自発的に行動できるまで見守るように心がけているものの、時間的な問題で教員の指導に生徒が従っている部分がまだまだ多い。系の活動や部活動などで、非常に時間的な制約が多い学校ではあるが、できるだけ時間をかけて、生徒達が執行部としての自覚と責任感を持ち、自治自立できるリーダーに育つように取り組んで行きたい。