神戸の自然シリーズ8 神戸の蝶
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 64.ヒメウラナミジャノメ /ジャノメチョウ科


 翅裏面に白と褐色の小さな波模様のあるジャノメチョウは数種あるが、この種は後翅裏面に眼状紋が5〜6個あることで容易に区別できる。雌は表面の色がやや淡く前翅表面の眼状紋周辺の黄色環が幅広く、さらにそのまわりに裏面と同じ波状模様がうすく現れる。

 神戸では平地、山地を問わず林縁の笹原に普通に見られ、特有の跳ねるような飛び方で草の上を低く飛ぶ。葉上にもよく止まり、花にもよく来るが、鳥獣糞や汚物にも集まる。

 年3〜4回発生し、第1化は5月上旬から発生する。7月初め頃より第2化、8月頃から3化が発生するらしいが、継続的ではっきりつかみにくい。10月末頃まで見られる。幼虫で越冬する。

 食草はチヂミザサ、ススキチガヤなどのイネ科植物の広範囲にわたり、カヤツリグサ科でも飼育できる。


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