神戸の自然シリーズ8 神戸の蝶
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 86.スジボソヤマキチョウ /シロチョウ科


 特異な翅型で似た種にヤマキチョウがあるが、スジボソヤマキチョウは後翅裏面7脈の浮き上りが弱く、脈が細く見えること、前翅端の突出が強いこと、またヤマキチョウは前翅前縁が桃色を帯びることなどにより区別できる。越冬後の成虫はヤマキチョウよりしみが多くなる。雌は淡色である。

 神戸での定着は疑しく、偶然の飛来とみられる。北区の山の街での記録を得ただけである(1952年9月23日,雄1頭)。兵庫県中北部では個体数は少なくない。

 山間の明るい草地などを活発に飛び、花をよく訪れる。

 年1回発生で6月頃に羽化した後、間もなく夏眠に入り、10月頃しばらく活動した後、冬眠に入る。成虫で越冬する。母蝶は春に産卵し、6月頃までに変態を完了して羽化する。

 食草はクロウメモドキ類とされる。


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