神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
  前ページへ 目次へ 次ページへ
4.カワムツ (コイ科)

 神戸市のほとんどの川にすんでいる。体側の中央に暗く太い縦の線がある。全長14〜16cmで、口びげはない。産卵期は、5〜8月で砂れき底に産卵する。雄は婚姻色が下あごの回りから腹にかけて赤くそまり、非常に美しい。別名「アカムツ」と呼ばれる。

 川の上・中流にすみ、の深みの所を好む。オイカワとともに雑魚釣りの良い対象となっている。水槽での飼育にも適していて、美しい体のラインは観賞する価値がある。

 食用にされ白焼きにされるが、空揚げの方がおいしい。

 北陸以西の本州、四国、九州の河川と湖沼の上流部に分布する。

 神戸市内のカワムツの分布は広いが、どちらかといえば明石川のような平野を流れる場所より、山あいを流れる所に好んですむ。

 六甲山地を源とする都市河川には必ず生息している。

(次ページへ続く)

Zacco termmincki (TEMMINCK & SCHLEGEL)
前ページへ 目次へ 次ページへ