神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
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9.カマツカ (コイ科)

 川底で体を半分かくして時々目だけをクルクル回してあたりの様子をうかがっているユーモラスな魚である。いつも底にいてハゼの仲間とまちがえられることがある。

 川の中・下流の川底にすみ、体の色と川底がよく似ているので上からは見つけにくい魚である。

 長い口ひげがあり、口を筒のようにして前下方に長くのばすことができる。

餌をとる時は、砂れきを口いっぱいに吸いこんで、底にいる小動物を食い、砂れきだけをうまくはき出す。

 全長10〜20cm程度に成長する。産卵期は5〜6月ごろで、夏から秋にかけて稚魚が川底に泳ぐのをたくさん見ることができる。食用になり、味は淡白で塩焼きにするとうまい。

 青森、秋田を除く本州、四国、九州に分布する。

 カマツカは西区と北区の河川にすむ。

 流れのある所を好むが汚れの目立つ場所でも生息し、明石川にもたくさんすんでいる。

 また北区道場町に近い浅い川では、8月カマツカの仔魚が砂底にたくさん生息しているのが確認できる。


Pseudogobio (Pseudgbio) esocinus (TEMMINCK et SCHLEGEL)
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