神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
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15.ヨシノボリ (ハゼ科)

 日本全国の河川や湖沼に最もポピュラーに分布するハゼの一種である。川へいったら、まず手の平大の石をのけてみるといい。何個かのけていくと必ずといっていいほど5〜8cmほどのヨシノボリがかくれているのがわかる。石をのけられたヨシノボリは、しばらくはじっとして思案にくれているが、やがて近くの石の下へもぐりこむ。

 産卵期は4〜9月で、雄がなわばりをもった石の下に雌をひき入れ、卵を産ませる。雄は卵を保護し、ふ化するまで見守る。川でふ化した仔魚は海か湖に流され、そこで浮遊生活を行い、その後底生生活に入る。餌は生息場所によって違いがあるが、底にいる水生昆虫などを食う。湖沼陸封的なものから、川と海とを往復する両側回遊的なものまである。

 各地で盛んに漁獲され、大量にとれる有用な魚である。

 つくだ煮あめ煮にされる。

 北海道、本州、四国、九州、琉球列島に分布する。

 神戸市内でもヨシノボリは各地に広く分布している。明石川をはじめ淡河川、志染川などの主な川や池にも広く生息する。

 武庫川では10cmをこえるヨシノボリが石の下から顔を出すことがある。なんとかつかまえてやろうとするが、うまくかわされてしまう。

 池にすむものは矮小化(わいしょうか)したものが多く4〜6cm程度のものをよく見る。

 各地によく放流されている。

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Rhinogobius brunneus (TEMMINCK et SCHLEGEL
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