神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
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16.カワヨシノボリ (ハゼ科)

 河川の中流から上流にかけてすみ、れき底に好んですむ。近緑のヨシノボリは、一般に両側回遊をするが、本種は一生を淡水でおくる。ヨシノボリとの区別は胸びれ条数が15〜17本でヨシノボリの19〜22本と比べて少ないのと、卵が大きいことで区別される。

 全長6〜7cm。産卵期は5〜8月で水底にあるはまり石の下面に卵を一面に産みつける。卵は雄が保護する。ふ化した仔魚は、すぐに流れのある水底で生活できる。1〜2年で成熟する。

 エサは石につく藻類やユスリカ・コカゲロウなどの小型の水生昆虫を食っている。

 食用になり、みそ汁に入れて食うと美味である。あめ煮佃煮にもされる。

 水槽下での産卵が容易で理科教材にも利用できる。

 静岡県と富山県以西の本州、四国、九州に分布する。

 神戸市内では山あいを流れる川の上流に多く生息する。

生田川でも、杣谷(そまだに)でも、石楠花谷(しゃくなげだに)でも、六甲山を源とする流れのある所はどこにでもいる。はんごうすいさんでにぎわっている河原の石をそっとのけてみよう。たいがい見つけることができる。

 7〜8月、めくった石の下側に卵がびっしりついているのが時々ある。雄が今まで懸命(けんめい)にそだてていたものであるから、それはそっと元に戻しておいてやりたい。

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Rhinogobius flumineus (MIZUNO
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