神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
  前ページへ 目次へ 次ページへ
(カワヨシノボリの続き)
■メダカと比べて特徴的な点は

  1. メダカに比べて成魚の全長が大きいので観察しやすい。全長5〜7cmで45〜60cm水槽に飼うには適当な大きさである。
     
  2. 雄・雌の見分け方が容易にできる。
    カワヨシノボリはハゼ科の特ちょうの第一背びれ、第二背びれに分かれていてその第一背びれの大きさがはっきりちがう。
     
  3. 産卵・ふ化はメダカよりやや難しいが観察にすぐれた点が多い。
    • 産卵した卵が大きい。メダカの卵より約6倍の大きさになる。
    • 雄が卵を保護する。雄が卵を守っている場面はよい情操教育となる。
     
  4. 魅力ある生態を見せてくれる。
    • なわばり争いの様子、石の下をほって巣づくりをするなど生きざまが観察できる。
     
  5. 神戸市内での分布域はヨシノボリも加えるとメダカより広い。
などすぐれた点がある。
          
 ただ難点として石の下面に卵があるために、観察しにくく、長時間あるいはしばしば石をひっくり返して見ていると雄がおこって食べてしまったり、保護しなくなったりということもあるようだ。

 いずれにせよメダカとともに飼育し、観察をすると、魚の産卵や生態が子どもに理解できるのではないだろうか。

カワヨシノボリの卵。


なわばり争い。
口を大きくあけて威かくする。

前ページへ 目次へ 次ページへ