神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
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21.ゲンゴロウブナ (コイ科)

 「ゲンゴロウ」という人の名前をつけられた由来はいくつかの民話で今も語りつがれている。もともとは琵琶湖にだけ生息していた植物プランクトン食のフナである。

 体高が高く、表層のあたりを遊泳している。

 産卵期は3〜6月で、水面に浮いた水草に産みつける。その時は水草の上へのりあげるようにして産卵放精する。

 へラブナと呼ばれ、釣りの対象魚として人気が高い。

 へラブナだけの雑誌や専用の釣具もでているぐらいで、この魚に対する関心度がわかる。

 釣り魚として各地に広く移植されている。4〜6年で30cm程度になる。

 食用にされ刺身にすることも多い。

 現在では日本全国へ移植されて、湖、池、沼で増えている。

 神戸市内でも釣り用に各地の池に放流されている。池から流れでたのか、川でも時々見かけることがある。

 北区の好徳小学校の近くで河川工事をしていたとき、魚が一か所にせきとめられていたが、その時に採集した数百匹のフナの中にギンブナとの交雑種らしいものが多数まじっていた。各地でそういう交配種がふえてきているようだ。


Corassius cuvieri (TEMMINICK et SCHLEGEL
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