神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
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25.ドジョウ (ドジョウ科)

 「ドングリ コロコロ ドングリコ・・・・・・」と池の中のやさしいヒゲのおじさんを演じる役回りは、その姿・形から、まさにピッタリ合っている。そのユーモラスな顔は、普も今も親しみをもたれている。食用にもよく利用され、柳川鍋蒲焼き、みそ汁などにされて美味である。

 平野部の浅い池や水田、川やその細流にすむ。

 全長15cmになる。口ひげは5対、産卵期は4〜6月で雄が雌の体にまきついて腹部をしめつけ、水草の根や茎に卵を産みつける。

 流れのほとんどない泥底を好み、底生藻類やその分解物を泥土とともに吸いこんで食べる。イトミミズやユスリカなどの動物もよく食べる。酸素欠乏にきわめて強く、水面へ上がってきては、口から空気をすって腸呼吸をする。

 北海道から九州、沖縄まで広い範囲に分布する。

 市内では、西区の明石川をはじめ、池や水田でときどき見つけられるが、最近はその数が少なくなってきている。

 山地を流れる生田川の市が原や、都賀川の河口でもすむが、これは、ド
ジョウの放流が行われて、それが生き残ったものかもしれない。


Misgurnus anguillicaudatus (CANTOR)
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