神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
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27.メダカ (メダカ科)

 「メダカの学校は川の中 そっと のぞいて みてごらん。」

 春のあたたかさとともに、水田近くの水路に群れるメダカの姿を見る風情はすでに今は昔話になりつつある。

 どこにでもいたこの小魚が、今ではめったに見られなくなっている。

 全国的に減少してきているが、知名度はもっとも高く、身近にいないのによく親しまれている。オイカワやフナの稚魚をメダカと言ってしまうくらい小さい魚をみなメダカと呼ぶ人が多い。

 野生メダカは黒メダカともいわれ、体の色は、ふつう灰褐色である。食性は浮遊・底生小動物であるが藻類も食べる雑食性である。

 全長3〜4cm程度で、産卵期は4〜10月で理科教材によく利用されている。

 北海道から九州、沖縄地方まで生息する。

 神戸市内のメダカの生息地はせばまったとはいえ、西区の明石川水系を中心に、まだ広い範囲にすんでいるのがわかる。

 まず野外に出て川の中に網を入れてみることが発見のコツである。

(次ページに続く)

Oryzias latives (TEMMINCK et SCHLEGEL
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