神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
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30.カワアナゴ (ハゼ科)

 川の下流から、汽水域にかけてすみ、水の流れのゆるい泥底を好む。昼間は石の下や水生植物のしげる所に、かくれてじっとしていることが多く、夜にのっそりと活動しはじめる。胸びれを動かしてスーッスーッとすべるように移動する。

 小魚やエビなどを食べ、全長20cm前後に成長する。

 産卵期は7〜8月で、石の下面などに産卵する。直径5cm程度の円形の範囲に1層に卵をうみつける。

 ふ化した仔魚は、海に下って遊泳生活を送る。

 ふだんの体色は背中側が淡黄かっ色、腹側は暗褐色ではっきりと染分けているが、環境により全体に暗色になることがある。

 関東地方以西の本州、四国の太平洋側、九州、沖縄にすむ。 明石川の下流でたまにとれることがある。

 水槽でも水草や石の影などにかくれるようにして身をひそめていて、近づいてくる小魚をおそう。

 ドンコに比べてスマートであるが、水槽では同じサイズのドンコとはいっしょにしない方がよい。

 スマートな分だけどん欲なドンコの口に頭部がスッポリとおさまっていることがある。


Eleotris oxycephala (TEMMINCK et SCHLEGEL
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