神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
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32.ミミズハゼ (ハゼ科)

 住吉川の河口付近では、ボラの稚魚の大群が泳いでいる。それをとろうと子どもたちがお父さんと網で追いかけている姿をよく見かける。せまいながらもにぎわう場所である。

 そして、その歓声の中に「あっウナギや」という声がひびく。しかしそのほとんどが実はミミズハゼという汽水域にすむハゼであることがわかる。

 ウナギのように細長くて、ヒョロっとしているがウナギの仔よりずっと短い。せいぜい7〜8cm程度である。しかも頭をよく見ると平たくて、つぶれたようになっていて別名「あたまひしゃげ」と呼ばれている。

 主に河口から汽水域に入り、小石まじりの場所を好む。浅くて流れのあるところに多く、ふつうの石の下にかくれている。

 体の型はひも状で川では平瀬の石の下面に卵を産みつける。産卵期は11〜5月ごろである。

 北海道から九州まで分布するが不連続に生息する。

 神戸市内では住吉川で多くとれる。長田港でも見つかるが、採集しにくい。

 まず河口付近の石をそっとめくってみることだ。いくつかめくっていると、数匹がかたまっているのに出くわすことがある。

 とられまいとすぐに逃げだすのでいることを確認すると、すぐまたもとにもどしてどう獲るか対策をねるのがよい。



Owaous ocellaris (BROUSSONET
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