神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
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(オオクチバスの続き)
■オオクチバスの産卵

 オオクチバスの産卵期は、一般に5〜7月で、岸に近い水深1m程度の砂れき底に産卵するが、水草や岩石などかくれるもののある場所を選ぶ。

 雄は直径1m前後、探さ10〜20cm程度の穴を掘る。水草を敷き、近づいてくる雌を導いて産卵させる。1回の産卵数はふつう5000〜7000程度である。

 雄は卵を保護し、他の魚が巣に近づくと追いはらう。

 雄の愛情は行きとどいており、巣の周辺にいつもとどまっている。3〜5日でふ化する。仔魚は雄の保護の下に浮遊動物などを食って成長する。

 成長した稚魚は、群れをなして水草のある所を好んで泳ぐ。

 稚魚は成長に伴って食性を変えていく。一般に全長5cm前後までは動物プランクトンをはじめ他の魚の稚魚を食い。それ以上になるとヨシノボリやモツゴなどの成魚をとるようになる。
仔育ての想像図

オオクチバスの仔魚

(次ページに続く)
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