生田川の生き物リスト
 

 生田川とその流域にどんな生き物が見られるのでしょうか.「生田川の自然をさぐる」の著者,広瀬先生が1980年以降,幾度となく生田川を歩かれ,そのときに見つかった動物と植物のリストを公開します.

 実は,こういった調査は,膨大な時間がかかり,かつ,それでもなお完全に調べつくすことはできないものです.このリストは,そういった意味で,実際に生息している生き物のほんの一部でしかなく,完成されたものではありません.でもこのリストを通じて,みなさんが,生田川にこんなにたくさんの生き物がいるんだということを知っていただければ,「生物の多様性」といったことや,逆に,生息地の破壊がいかに多くの生き物たちをその場から消滅させるかといったことを,感じることができるのではないかと思います.さらに,実際に,六甲山をはじめとした身近な自然を調べようとするときに,その出発点の資料としてきっと役立つと思います.

 リストは非常に広い生物群にまたがっています.誤りがないように努めていますが,リストに関するご指摘がありましたら,情報企画係までお知らせください.なお,このリストは広瀬先生の調査結果だけをまとめたもので,他の記録を引用していません.例えばトンボや淡水魚などのページを見ると,これ以外のものも生田川にいることがすでに分かっているものがあります.


リストのページへのリンク(クリックしてください)
植物 シダ植物のリスト
裸子植物のリスト
被子植物−双子葉植物−離弁花類のリスト
被子植物−双子葉植物−合弁花類のリスト
被子植物−単子葉植物のリスト
動物 扁形−袋形−環形−軟体動物のリスト
節足動物−昆虫類以外のリスト
節足動物−昆虫類のリスト
脊椎動物のリスト



■総括表

生田川流域の植物リスト総括表
高次分類 科数 種数 亜種 変種 品種 雑種 逸出 帰化 県RDB
シダ植物 19 46 0 1 0 0 0 0 1
裸子植物 5 8 0 0 0 0 1 0 0
被子植物
 双子葉−離弁花類
66 288 1 3 0 0 5 20 2
 双子葉−合弁花類 28 166 0 5 0 0 4 37 4
 単子葉植物 11 100 0 0 0 0 2 11 3
合計 129 608 1 9 0 0 12 68 10
 ※リストされている数は,種数合計に変種合計と逸出種合計を加えた629種類である.
 ※帰化植物の全体に対する割合(帰化率)は,約11%である.


生田川流域の動物リスト総括表
分類 リスト数
扁形動物 2
渦虫 2
袋形動物 1
線虫 1
環形動物 2
貧毛 2
軟体動物 20
腹足 19
双殻 1
節足動物 424
蛛形 31
甲殻 9
唇脚 6
倍脚 3
昆虫 375
シミ 1
カゲロウ 11
トンボ 14
カワゲラ 4
直翅 21
ナナフシ 4
ハサミムシ 1
網翅 3
等翅 1
半翅 46
脈翅 6
長翅 2
毛翅 7
鱗翅 128
双翅 22
鞘翅 76
膜翅 28
脊椎動物 85
硬骨魚 9
両生 4
爬虫 9
56
哺乳 7
合計 534


 植物について,六甲山地全体から見て,生田川流域にはどれくらいの種類数がいるかを比較してみましょう.下の表の各数値のうち,上段は六甲山地(市街地を含む.西区と北区の一部を除く)における値で,「六甲山地の植物誌(1998年)」によっています.下段は市街地を含まない生田川流域分の,広瀬による調査結果です.


六甲山地と生田川流域の植物の比較集計表
科数 種数 亜種 変種 品種 雑種 逸出 帰化 記録 県RDB
シダ植物 26 149 5 6 3 26
19 46 1 1
裸子植物 5 9
5 8 1
離弁花類 84 601 2 33 7 16 107 28 44
66 288 1 3 5 20 2
合弁花類 37 358 2 23 3 3 15 82 18 40
28 166 5 4 37 4
単子葉類 20 440 2 9 8 3 6 74 13 69
11 100 2 11 3
172 1557 6 70 11 19 40 263 59 179
129 608 1 9 0 0 12 68 10
 ※「記録」は標本または記録のみを表す.