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| 参考文献/あとがき |
<主な参考文献>
- 古川博二 1943 神戸市産貝類目録 神戸市教育局
- 黒田徳米 1946〜1959 日本及び隣接地域産陸棲貝類相 Venus No.14(5〜8)他 日本貝類学会
- 黒田徳米 波部忠重 1949 かたつむり 三明社
- 波部忠重 1954 貝頬とその生活 恒星社
- 平瀬信太郎、瀧庸 1954 原色日本貝類図鑑 丸善
- 波部忠重 1958 かたつむりの研究、恒星社
- 黒田徳米 1963 日本非海産貝類目録 日本貝類学会
- 東正雄 1969 摩耶山産オトメマイマイの新種 兵庫生物Vol.6 No.1
- 鈴木章司 1970 すくなくなったかたつむり 兵庫県の自然の現状 兵庫県自然課
- 波部忠重、奥谷喬司 1970 学研中高生図鑑 貝I、貝II 学習研究社
- 鈴木章司 1975 夢野山、烏原水源池の睦貝 貝なかま Vol.4 No.2 阪神貝類談話会
- 鈴木章司 1972 布引滝周辺の陸貝 貝なかま Vol.6 No.1 阪神貝類談話会
- 鈴木章司 1978 鈴蘭台、西小部の陸貝 貝なかま Vol.12 No.4 阪神貝類談話会
- 鈴木章司 1978 神戸市の陸産貝類 白然観察および環境教育に関する研究U 袖戸市立教育研究所
- 神戸市立教育研究所 1978 古川博二貝類目録
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<あとがき>
古川博二先生が生前集められた貝類標本が、神戸市に寄贈され教育研究所に入った。この標本を、昭和52年度に前田指導主事のもとで、整理し目録を出版する作業を行なった。この活動と平行し、私自身の研究員としてのテーマを「神戸市城の陸産貝類一自然観察指導の基礎資料−」とし、研究報告167号に報告を行なった。これで一応貝類の仕事は終了したと思ったのだが、今年から「神戸の自然」シリーズを刊行し、その初年度に神戸のかたつむりというテーマで出せということになった。私は現在理料担当ではなく、全く趣味で陸産貝類を集めているだけなので、その任ではないと固辞した。たしかに神戸の陸貝を調べはしめて20数年たっているが、学問的には何も持っていないので、書くことになってもたいへん困る。しかし物は考えようで、専門書でないのだから、私の見聞したものを自分なりに“神戸の陸貝”として書くということで割切って書くことにした。私の未熟さから内容的に貧弱でかつ問題点もあるのではないかと思うので、お気付きになったことを指摘していただければと思います。
この本をまとめるに当り、日頃御指導、御援助を賜わっている、日本貝類学会名誉会長、黒田徳米先生、阪神貝類談話会代表、菊池典男先生をはしめ談話会員諸氏に深く感謝の意を表します。また昭和29年より採集調査整理などの活動をともにしてくれた夢野中学校生物部員、同OB会である「にしき会」会員として現在に至るまで種々の面で援助していただいている諸氏の厚意に御礼申しあげます。最後になりましたが、この本を出版する機会を与えていただき、かつ種々の便宜を与えられ励ましを受けた、近藤秀男所長はじめ、神戸市立教育研究所の諸先生方に深く感謝致します。特に前田保夫指導主事にはともすればくじけがちになる私を励ましていただき、標本の写真撮影をしていただくなど各方面にわたり、御指導、御援助を受けた。ここに厚く御礼申しあげます。
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<神戸の自然シリーズ発刊にあたって>
私たちの住む神戸市は、わが国の百万都市にはめずらしく自然に恵まれた都市であります。背山の六甲には四季それぞれに粧いのかわることはあっても緑のたえることはなく、北神戸や西神戸には牧歌的な自然のたたずまいが随所に見られます。
この恵まれた自然を小・中学生の理科教材にとり入れようとする研究グループが当研究所に生れたのは昭和51年のことです。それいらい毎年10名前後の教師が放課後、教育研究所に集まり、ときには休日をさいて六甲にのぼり野外調査をつづけてきました。その集積のひとつが、この本の内容です。
自然を教えるには、まず、身近な自然の中に入ってそのしくみやなり立ちを調べ、自然界を支配するルールを知らなければつきあえません。
このシリーズが契機になって先生がたが神戸の自然とつきあわれることを期待しています。先生がたの姿勢がそのように向けば、子どもたちの自然を見る態度もかわってくるし、ひいては自然と人との調和をめざす考えも芽生えましょう。
また、このシリーズは内容の正確を期すため、専門の研究者のご指導をうけ、記載した試料・標本類はできるかぎり、当研究所に保存して問題点の検討に役立てるように配慮しています。そのような面からもこのシリーズをご活用ください。
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| 昭和54年3月 神戸市立教育研究所 |
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