神戸の自然シリーズ18 神戸の身近な生き物地図
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■キツネ

夜行性で姿を見ることは少ない

キツネ
 2年ほど前の夏、伊川谷町の西神ニュータウン予定地近くの雑木林と水田の境のあぜ道を歩いていました。つんと鼻をつく悪臭がしました。しげみの中を見るとしっぼの太い犬が生ごみをあさっていました。しばらく目と目が合い、私が、「あっ、キツネだ!」と思った瞬間、身をひるがえし、林の奥へはねて、走り去りました。

 雑食性で、昆虫、モグラ、ノウサギ、木の実などを食べ、家畜をおそうこともあります。

 胴は長く、鼻づらは細長くとがり、耳は三角形で大きい…と、「赤ずきんちゃん」の話そのままの容貌です。瞳孔は縦長で針状に見え、尾は、ふさふさと長く足は犬とくらべると少し短かめです。土の中に穴を掘って巣を作ることが多く一夫一婦性で4〜10頭の子を育てます。尾のつけ根と背面に臭腺があります。


神戸にもキツネがいる
 人を化かすと悪者にされるキツネが神戸にもいるといっても、ちょっと信じてもらえないかもしれません。最近キツネを見たという情報が多くあったので調査村象種にとりあげました。すると、六甲山、西区、北区などから報告が寄せられました。田畑の農作業のとき見た、夜自動車のヘッドライトの中を横ぎったとか、車にはねられたのを見た、休日の学校の運動場を横切ったなどの報告があります。未調査の所も多くありますので、この報告以外のところでも生息している可能性はあります。

 姿を見ることはめったにないが、いることは糞でもわかります。形はイタチに似ているが、イタチが2cmくらいですが、キツネは5cmぐらいです。タヌキとは大きさは似ていますが、キツネの糞の片方の先が細長くとがっているのでタヌキと区別できます。


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