新・神戸の自然シリーズ1 神戸のトンボ
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6.アオモンイトトンボ Ischnura senegalensis
写真2-9.アオモンイトトンボ.西区神出町.1997.7.19. 同色型メスとの交尾.


分布:きわめてふつうのイトトンボで,おおよそ池ならばどこにでもいるような印象がもたれますが,ふしぎと神戸では,一部の記録をのぞくと,西区および北区の明石川水系の流域とその近辺にだけ記録されています.記録は,北区道場町,淡河町,山田町,西区岩岡町,神出町,押部谷町,玉津町,櫨谷町,伊川谷町,美賀多台,糀台,垂水区西舞子,名谷町,美山台,塩屋台,須磨区多井畑,兵庫区烏原町,中央区加納町,東灘区御影石町,向洋町などです.

生態:開けた平地の池に数多くみられます.西区の田んぼのまっただ中にある,まわりに木立もなにもない池に,シオカラトンボと本種だけが目につくことがよくあります.4月下旬には水面を飛んでいて11月下旬まで連続してみられます.6月ころ,池のほとりの草むらで,何十というペアがいっせいに交尾をしていることがよくあります.こんなときは交尾をしていない個体をみつけるほうがむずかしいくらいです.交尾時間は長くいつはてるともなく続きます.メスは,単独で植物組織内に産卵します.

形態:腹長22〜25mm.メスにはオスと同じような色彩をしたもの(同色型)と,オレンジ色から緑色へと変化するタイプのもの(異色型)があり,多型現象をしめします.

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