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| 9.オオイトトンボ Cercion sieboldii |
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| 写真2-13.オオイトトンボ.北区山田町.1990.7.13. 連結植物組織内産卵. |
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分布:本種はどちらかといえば北区を中心とした山間部のため池に多く生息しています.ムスジイトトンボやセスジイトトンボと同じ池にいる例は少なく,かなりはっきりとした生息場所のちがいが出ています.少数ですが,海岸近くでも,例えば明石公園などで記録があります.記録は,北区有馬町,有野町,八多町,淡河町,山田町,森林植物園,金剛童子山,山の街,西区櫨谷町,伊川谷町,須磨区多井畑,東灘区本山町などです.
生態:5月ころから成虫がみられます.数がめだつようになるのは6月に入ってからで,8月いっぱいまで活発な生殖活動が観察されます.6〜7月には水田でもすがたを観察できます.オスは池の水面上を敏しょうに飛びまわります.昼前から午後にかけて産卵するカップルがよくみられ,潜水産卵もよく観察できます.秋には比較的早くすがたを消し,9月下旬になるとみつけるのがむずかしくなります.ふつう池に生息する種ですが,まれに川にも現れて産卵活動がみられます.
形態:腹長19〜31mm.同定のポイントは,眼後紋が西洋なし型をしていること,後頭条があること,肩縫線の黒条の中に淡色部がないことです(写真2-15).
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