新・神戸の自然シリーズ1 神戸のトンボ
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14.オオアオイトトンボ Lestes temporalis
写真2-21.オオアオイトトンボ.東灘区本山町.1996.9.29. オスの静止.


分布:市内各地にふつうにみられます.記録は,北区道場町,大沢町,有野町,淡河町,山田町,山の街,西区押部谷町,高塚台,玉津町,櫨谷町,伊川谷町,須磨区多井畑,中央区葺合町,灘区六甲山頂,東灘区岡本,本山町などです.

生態:オオアオイトトンボは他のアオイトトンボのように水草に卵を産むのとちがって,水面におおいかぶさったようなかたい木の樹皮下に卵を産みつけます.神戸のため池は谷をせき止めてつくられたものが多く,こういうところはまわりの雑木林の木が池の水面にオーバーハングしていて,本種の産卵に適した環境になっています.ですから,山沿いの水生植物のないため池によく現れます.市内の記録では7月下旬のものがありますが,ふつう8月の中・下旬ころからすがたをみるようになり,11月にいたるまで観察できます.未熟な個体は池からはなれた林床や,うすぐらい草地にみられます.水辺からはなれた場所でタンデムになって飛んでいる個体をみかけることがよくあるので,オスはメスをどこか池からはなれたところでみつけているように思えます.

形態:腹長32〜40mm.アオイトトンボよりやや大きく,また成熟してもからだに粉をふくようにはなりません.

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