新・神戸の自然シリーズ1 神戸のトンボ
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24.ムカシヤンマ Tanypteryx pryeri
写真2-33.ムカシヤンマ.北区道場町.1993.5.26. オスの静止.(近藤祥子氏撮影).


分布:神戸では道場町とその周辺でだけみつかっています.道場町のすぐとなりの宝塚市には本種の多産地があることが知られていて,道場町はこの産地の周辺部という位置づけになるものと思われます.ただし本種の羽化殻が神戸市内でとれていて,単なる飛来でないことも確かです.

生態:ムカシヤンマの幼虫は,池や川などのふつうの水域では生活していません.山の斜面などの,水がわき出しコケがむしているようなところに穴を掘って,その中で生活しています.したがって,わき出し水が枯れることがなく絶えず出ているようなところにしか生活できません.道場町では,道路の電柱や地面に止まっている成虫をときどきみかけます.しめったコケの中などに産卵します.

形態:腹長44〜54mm.左右の複眼がはなれていてサナエトンボのようにみえますが,メスには産卵管があること,またオス,メスとも縁紋(えんもん)が目立って細長いことなどで区別できます.

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