新・神戸の自然シリーズ1 神戸のトンボ
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25.ホンサナエ Gomphus postocularis
写真2-35.ホンサナエ.北区淡河町産.1991.4.21. オスの羽化(自宅飼育).


分布:市内の分布域は後で述べるキイロサナエとほぼ重なっています.つまり,武庫川水系,加古川水系,明石川水系の各河川に生息しています.志染川(山田川)ではみつかっていませんが,下流の三木市内に入るとみられます.記録は,北区道場町,淡河町,西区押部谷町,玉津町などです.近年数が減少していてみつけるのがだんだんむずかしくなってきています.松本健嗣氏は1965年ころ道場町の武庫川に多数いたと記しています.武庫川ではおとなりの三田市に多産地があります.

生態:4月の下旬には羽化しはじめていて,春もっとも早く現れるサナエトンボの一つです.5月に入ると水辺にもどってきて生殖活動をおこないます.岸辺にたれ下がる木々の葉や,岸辺の地面に止まったりしてメスをまっています.メスは流れのまっただ中に打水して産卵します.幼虫期間はおそらく2年だと思われます.6月の中旬を過ぎると一気に数が少なくなってしまいます.河川で生活するトンボですが,まれに大きな池にすがたをみせることがあります.西区玉津町では成熟したオスが池の岸に止まっていました.

形態:腹長33〜36mm.オス,メスとも腹部が太くて短く,その独特のスタイルから他種とみまちがうことはありません.

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