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| 36.コオニヤンマ Sieboldius albardae |
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| 写真2-49.コオニヤンマ.北区道場町.1996.8.23. オスの静止. |
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分布:市内各地の河川の上流にふつうにみられるサナエトンボです.六甲山系の渓流にも多く,今後も安定して世代をくり返していくものと思われます.北区道場町,有野町,有馬町,淡河町,山田町,西区平野町,押部谷町,垂水区名谷町,中央区葺合町,灘区六甲山町,東灘区住吉山手,本山町などの記録があります.
生態:6月の上旬から羽化をはじめます.いちじるしく扁平なからだの幼虫が,流れのほとりに生えている植物の葉にとりついて羽化するさまは,非常にアンバランスな印象を受けます.前生殖期には,オス,メスが入り混じって,近くの道路上などに止まっていることが多く,ときには摩耶山の山頂のような高所へも上っていくようです.成熟すると,オスは流れから顔を出している石の上になどに静止します.本種は非常にどう猛で,他のトンボはおろか,同じコオニヤンマにさえもエサとみなして食いつくのをよくみています.流れに草がおおいかぶさったような空間に入り込み,停止飛翔産卵をおこないます.出石郡の出石川では,キイロヤマトンボのように,ゆるやかな流れの中央で行ったり来たりしながら打水産卵するのも複数観察しました.
形態:腹長52〜63mm.大型のサナエトンボで,体にくらべて頭が小さく,またオニヤンマに匹敵する大きさですので,他種とみまちがうことはありません.
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