新・神戸の自然シリーズ1 神戸のトンボ
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53.コヤマトンボ Macromia amphigena amphigena
写真2-67.コヤマトンボ.北区道場町.1993.5.26. オスの羽化.(近藤祥子氏撮影)


分布:河川に生息するトンボです.神戸の主な川にはだいたいみられます.記録は,北区道場町(船坂川,有馬川,有野川),大沢町,有野町,淡河町(淡河川,鳴川),山田町(谷山川,山田川),鈴蘭台,西区押部谷町(明石川),櫨谷町(櫨谷川),長田区花山町,中央区葺合町(生田川),灘区摩耶山町,東灘区本山町などです.

生態:神戸では5月下旬には羽化した個体が観察されます.その後8月にはいるまでそのすがたを観察することができます.羽化してからしばらくの間は,たとえば道場町の千刈水源地へ通じる道などの,川沿いの道路に沿ってよく飛んでいます.成熟すると,川の上の一定の範囲を行きつ戻りつパトロールするオスが観察できます.メスは,ヨシなどの生えている岸辺に沿って,気ぜわしく方向転換して飛びながら打水産卵します.だいたい真夏がくる前にすがたを消しますが,8月の午前中などに谷筋の奥の方で悠然と摂食している正体不明のトンボをとってみると本種であったというようなことがよくあります.

形態:腹長47〜54mm.金緑色の地に黄色のしま模様のあるトンボで,オオヤマトンボ,キイロヤマトンボとにています.区別は写真2-70を参照してください.

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