新・神戸の自然シリーズ1 神戸のトンボ
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73.マユタテアカネ Sympetrum eroticum eroticum
写真2-88.マユタテアカネ.北区山田町.1997.9.28. 水田横の溝でメスを待つオス.


分布:神戸では,平地から高い標高のところまで広く分布しています.記録は,北区道場町,長尾町,有馬町,有野町,大池,八多町,淡河町,広陵町,山の街,山田町,西区神出町,押部谷町,玉津町,櫨谷町,伊川谷町,垂水区多聞町,名谷町,須磨区多井畑,妙法寺町,長田区花山町,中央区葺合町,灘区六甲山町,東灘区岡本,本山町などがあります.

生態:神戸では7月に入ってから羽化するのがふつうです.羽化した個体は近くの林縁の小道に沿ってよく止まっています.秋になると,池の周辺や水田の横を流れる水路の際などに止まってメスを待つようになります.産卵は連結打泥産卵で,池の岸や水田のあぜの水際の泥に,腹部を打ちつけておこないます.環境選択の幅が広く,ため池,水田,かんがい用水路,わき水の水たまり,川の本流の泥中などいろいろな所で幼虫がとれます.

形態:腹長20〜28mm.マイコアカネとは胸の側面の黒斑のちがいで,ヒメアカネとは顔面に眉状の斑点があることで区別ができます.マユタテアカネのメスには,翅の先にノシメトンボのように黒い部分があらわれるものと,ないものの2種類があります.

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