新・神戸の自然シリーズ1 神戸のトンボ
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ムカシトンボ科・ムカシヤンマ科・サナエトンボ科

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<ムカシトンボ科>

23.ムカシトンボ:22mm前後.
 源流域の石のすき間や石の下.国内では1科1属1種.



<ムカシヤンマ科>

24.ムカシヤンマ:31mm前後.
 水のわき出した湿地や斜面の土中に穴を掘って生活.国内では1科1属1種.



<サナエトンボ科>

 個性的な形態のものが多く,多くは絵合わせで同定できる.

(ミヤマサナエ) :25mm前後.
 河川中流域の砂・泥底にもぐって生活.ホンサナエと似ているが,体全体が平たく,通常側棘が第7〜9節にしかないことで区別可能.また終齢幼虫の複眼が緑色に輝くことがある.

(ナゴヤサナエ) :34mm前後.
 河川中流域の砂・泥底にもぐって生活.キイロサナエに似るが前肢中肢脛節の先端に突起がないことで区別可能(右図).

25.ホンサナエ:27mm前後.
 河川中流域の砂・泥底にもぐって生活.ミヤマサナエとよく似ているが,側棘が第6〜9節にある.ただし,この第6節の側棘はないものがある.

26.ヤマサナエ:35mm前後.
 河川上流〜中流の砂・泥底にもぐって生活.キイロサナエに似るが,第9節の幅がより広いこと,第6〜9節に側棘があることなどで区別できる.ただし,最近かなりの割合で第6節に側棘のない個体があることが報告されている.

27.キイロサナエ:35mm前後.
 河川中流域の砂・泥底にもぐって生活.ヤマサナエに似るが,第9節の幅がせまく,通常第7〜9節にしか側棘がない.

28.アオサナエ:31mm前後.
 河川上〜中流域のやや目のあらい砂底にもぐって生活.円丘状の背棘が第2〜9節にあり,側棘も第2〜9節にある.また翅芽が八の字に開いている.

29.オナガサナエ:29mm前後.
 河川中流域の瀬石の下にもぐり込んで生活.円丘状の背棘が腹部第2〜9節にあり,翅芽が八の字に開いている点はアオサナエに似ているが,側棘が第7〜9節にしかなく,触角の第3節の幅が広い.

(コサナエ) :22mm前後.
30.フタスジサナエ:24mm前後.
31.オグマサナエ:28mm前後.
 いずれも,ため池などの泥底にもぐって生活.第10節が円筒状に長くのびている.この3種をならべてみると,オグマサナエ,フタスジサナエ,コサナエの順で短くなっているが,とくに前2種の区別は困難.背棘の有無,およびその数で区別できるといわれるが,熟練しないと難しい.

32.タベサナエ:23mm前後.
 コサナエ属の中では他の3種とはちがった形態をしている.明りょうな背棘が第4〜7節にあり,側棘が第7〜9節にある.第10節は短い.

33.ダビドサナエ:19mm前後.
(クロサナエ) :19mm前後.
 河川上〜中流域の砂・泥底にもぐって生活.クロサナエのほうが上流域に多い.この2種は終齢幼虫のオスであれば肛上片上の突起物の形状のちがい(右図)で区別できる.メスの場合は確実な区別は困難である.

(ヒラサナエ) :19mm前後.
 山地の湿原を流れる細流の泥中.ダビドサナエ・クロサナエと似ているが,兵庫県産については,頭の後角部に突起があることで区別可能.

34.ヒメクロサナエ:22mm前後.
 河川上流〜源流域の砂・泥底にもぐって生活.一見ダビドサナエに似ているが,触角の形状のちがいで区別できる(標本写真参照).

(ヒメサナエ):

35.オジロサナエ:17mm前後.
 河川源流〜上中流域の砂・泥底にもぐって生活.触角の第3節が三角形をしている.

36.コオニヤンマ:38mm前後.
 河川上流〜中流域の,流れのゆるやかなところにたい積している落ち葉の中にもぐり込んで生活.独特の外形で同定容易.

37.タイワンウチワヤンマ:29mm前後.
 ため池の岸近くの泥の中にもぐって生活.冬季は深みに移動.独特の外形で同定容易.

38.ウチワヤンマ:40mm前後.
 大きな湖やため池の水深が数mのところで生活.採集困難.独特の外形で同定容易.


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