神戸の自然シリーズ14 神戸の水生植物
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ガガブタ 
上・下左:加古川市1984.7.


下中・右:明石市 1984.9.


1.ガガブタ

 ミツガシワ科、アサザ属の多年草群落をつくっている。葉は円心形で、きょ歯はない。葉の色は表面は黄緑色で、裏面は赤紫色をおびている。7〜9月、1.5cmほどの白い花をつける。花びらに白く長い毛があり、これがこの水草の特徴である。花柄は葉部の基に数拾個束生する。その下から伸びた根が肥大し、バナナの房状の殖芽越冬芽)となって水底に沈む。冬、渇水した池に行くと一面に、この殖芽を見ることがある。多くの花は不稔で、種子はほとんど稔らない。繁殖は主に殖芽によることになる。
 ガガとはスッポンの意味で、池をおおったようすが、スッポンの甲らでフタをしたようにみえるところから名づけられた。
 神戸市西区の山あいの池ではジュンサイと混生しているが、平地ではヒシと混生することが多く、かなり水の汚れた池にも生育するようで、分布域は広い。

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