神戸の自然シリーズ14 神戸の水生植物
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ジュンサイ 下:西区平野町 1984.8.

5.ジュンサイ


 ジュンサイの自生する池はこの地方に数多く残っているが、かつて水質の汚染の少ないころにはさらに多く分布し、人々に親しまれてきたことだろう。ジュンサイが生育していることが、水質の状態の目やすにもなる。水の澄んだ古い池に多く、西区平野町や明石市大久保町、加古川市平岡町の池にも見ることができる。
 花は同じスイレン科のコウホネやスイレンのような目立つものではなく、紫褐色で小さく、雄しべが、紫紅色で目につく程度である。
 葉はハスと同じように楯状で、径5〜10cmの楕円形、黄緑色で、やや紫色をおびるものもある。
 ジュンサイは古くはヌナワ(沼なわ)といい葉柄がなわのように見えることから名づけられた。ジュンサイの若芽は寒天様の粘質物でつつまれ、ぬるぬるしている。これを摘みとって食用とする。

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