神戸の自然シリーズ14 神戸の水生植物
  前ページへ 目次へ 次ページへ
ヒルムシ口
上左:花

沈水葉は細長い披針形で浮葉は長だ円形で幅も広い。1mをこえる長さにもなる。

6.ヒルムシロ

 山手の水田に多い雑草として嫌われているが、平野部の池ではほとんど見ることができなかった。生育地では群生し、たなびくように葉を水面に浮かせ、きわめて密生する。地下茎を泥中にのばし、盛んに繁殖するため、根茎を除去しないかぎり根絶できないので嫌われるのである。深いところにはえるものは大形で1m以上の長さになる。
 葉は水面に浮く浮葉と、水中にある沈水葉とがあり、浮葉は長だ円形で幅がやや広いのに対して、沈水葉は披針形で幅が狭い。花は5〜10月に浮葉葉腋に2〜5cmの穂状花序をつける。
 ヒルムシロは、この水草がヒルの多くいる沼地に生え、ヒルが葉の上に乗るということで名づけられている。

前ページへ 目次へ 次ページへ