神戸の自然シリーズ14 神戸の水生植物
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トチカガミ
稲美町
1984.8.

空中に出た葉には、裏に空気をたくわえたふくらみかできない。

9.トチカガミ


 トチカガミで代表されるトチカガミ料の植物はすべて水生植物で、ミズオオバコ属、スブタ属、クロモ属などがある。
 トチカガミは日本に自生するトチカガミ科中、唯一の浮葉植物である。トチカガミは水質の富栄養化を示す指標植物で南部のかなり汚れた池や水路に見られる。
 多年草走出茎が水中を横にはい、節から根を出し新しい株をつくる。葉は円心形で径4〜7cm、表面は光たくがあり淡緑色、裏面には浮き袋があるが、密生して水面上に突き出た葉には浮き袋が作られない。
 花は白く3個の花弁からなるが、単性花で雌花と雄花に分かれる。雌花は花柱が6本あり先が2つに分かれ緑色であるが、雄花は黄色の雄しべをつけるので区別できる。
 トチカガミのトチとはスッポンの意味で葉に光たくがあり円形であるところを鏡とみるようである。

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