神戸の自然シリーズ14 神戸の水生植物
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フサモ 加古川市 1984.8.

11.フサモ


 タチモのように湿地に生えることはまれで、水中に群生している。茎を長くのばし各節から4枚の輪生した葉を出す。泥中の茎は節にひげ根をつける。沈水葉は細く羽状に分裂するが、空中葉は小さく、羽裂した裂片が短かい。タチモとは空中葉の形で容易に区別することができる。雌雄異株であるタチモに対して、フサモは雌雄同株で、水上に出た茎の上部に雄花、下部に雌花をつける。
 タチモ、フサモともに各地に見ることができるが、岸からゆるやかに水深の増す池にあるため南部の堤を改修し、コンクリートの堤防とした池などでは絶滅したのであろう。自然状態におかれた池には残されているが今後の開発によって失なわれてゆくかもしれない。
 フサモはフサ状の藻という意味で別名をキツネノオともいう。


(改訂註)このフサモは、正しくはオグラノフサモという。フサモとオグラノフサモは葉の色や殖芽の形で区別できる。
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