神戸の自然シリーズ14 神戸の水生植物
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クロモ
上右:稲美町 1984.8.
下右:西区平野町 1984.10.

30.クロモ

 トチカガミ科クロモ属の多年草。クロモ属は世界にただ1種で、このクロモだけである。
 茎は長く伸び30〜60cm、茎の下部の節から糸状の根を出す。葉は3〜6枚を輪生し、外側にそり返る。線形で先はとがり、縁に細かなきょ歯がある。雌雄異株で、雄花は離れて水面に浮き、雌花はがく筒を細長く伸ばして水面に達して花を開く。水媒花である。種子をつくる群落もあるが、葉が密集した越冬芽や土中に作られる塊茎(小さないも)で越冬する。
 各地の池や水路に生育していた。水路など流水中では緑色だが、池などの静水中では黒っぼく、暗緑色で黒藻といわれる。
 次のコカナダモとよ似ているが、葉の形態や茎からの根の出し方で区別できる。


(改訂註) クロモは、雌雄異株雌雄同株の両方がある。

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