神戸の自然シリーズ14 神戸の水生植物
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タヌキモ
下左:
黒く見えるのが捕虫のう

34.タヌキモ

 他の岸近くに浮遊する多年生の食虫植物で、花期にはあざやかな黄色の花で美しく彩どられる。葉は対生で平面的に2つに分かれている。葉の中心の軸はくの字形にくり返し折れ曲がっていて、中心の軸から分かれた裂片はくの字形の角から外側に1つずつつける。裂片には淡黄緑色の捕虫のうをつけるが、水中の動物プランクトンなどを捕えたものは黒くなっている。茎は長いもので1mをこえる。茎から呼吸枝を出す。
 花期は7〜9月で、水面上に花茎を伸ばして4〜7個つける。花びらはくちびる形で、1.5cmほどある。中央部(下唇のふくらんだ部分)に綱目状の模様がある。開花後、花柄は下垂するが、ノタヌキモのように花柄が太くなったり、果実をつけることはない。
 水のきれいな池に広く分布していた。
 茎葉をタヌキの尾に見たててタヌキモと名づけられている。


(改訂註) このページのタヌキモはすべてイヌタヌキモである。

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