神戸の自然シリーズ14 神戸の水生植物
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サンショウモ
 上右:加古川市 1984.7.
 上左:加古川市 1984.8. 
 下:小野市 1984.8.


45.サンショウモ

 シダ植物サンショウモ科の1年草。茎はまばらに分枝し、長さ5〜10cm、有毛である。茎に葉が3枚ずつ輪生するが2枚は水面に浮かぶ浮葉となる。残りの1枚は沈水葉(この考え方には異論もある)で、根のような糸状体に細く裂け、水中から養分を吸収する。浮葉対生して開き、茎の両側に羽状にならぶ。長さ1〜2cm、幅約1cmの楕円形で、中央脈が明りょうである。表面には短い突起が密にあり、短毛が多数、列になって密生する。9〜10月、沈水葉の基部に胞子のう群をつける。大小2型あり、ともに茶褐色で球形。
 各地に広く分布していたが、多くはない。加古川市平岡町の池や小野市の池では水面をおおいつくすほど繁殖していた。
 和名はサンショウの羽状複葉に似ていることから名づけられた。

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