神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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神戸の野草



神戸市立教育研究所


108.カンサイタンポポとセイヨウタンポポ
キク科 2〜10月 ヨーロッパ
 

 道ばたや野原でよく見かける。やわらかな春の日ざしのもと鮮やかな花をつけるこの2つの草は、みんなに親しまれている。キク科の特徴であるが舌状花が集まって頭花をつくっている。花のもとを包んでいる総苞(葉の変化したもの)が下方にそり返るのがセイヨウタンポポである。タンポポの仲間で総苞がそり返らないものにカンサイタンポポがある。現在は、帰化植物であるセイヨウタンポポがはびこり、カンサイタンポポは数が少ない。葉は大きくのこぎり状に切れこむ。新芽は食用にもなる。茎は中空で切ると、白い液が出る。草笛を作ったり、切り口がそり返るのを使って水車を作って遊ぶことができる。根は太く、健胃剤として用いているが、一時期この根を利用してコーヒーの代用にしたこともある。
 種子は、茶色でまっ白い冠毛がついている。風にのって飛んでいく様は、わた毛のらっかさんのようである。この冠毛は、がくが変化したものである。花の白いのをシロバナタンポポという。左半分のゲンゲはここを参照。


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