神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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8.ハハコグサ

キク科
4〜6月

 道ばたや畑でよく見かける草である。全身が白い厚い綿毛で被われた中にかさ形についた黄色い頭状花がやさしげである。

 春の七草の1つで、ホウコグサ、オギョウとも呼ばれ、若苗を食用にしたり、ヨモギが使われる前は、この草を餅に入れ、草餅にしていた。

 花は、黄白色の冠毛に包まれた糸状の雌花と筒状の両性花(おしべとめしべがある)からできている。どちらも結実する。

 葉は、へら形で細長く、先がまるい。両面が綿毛で被われている。茎は直立する。

 この草によく似たものにチチコグサがある。葉や茎の様子がハハコグサによく似ているが、葉の下面に綿毛が多い。また、茎上につく頭状花は、チチコグサの方は、茶褐色なので区別できる。母子草という名は、古い株の中から新しい芽がでるようすが、母が子をいつくしむ姿を連想しつけられた。

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