神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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15.ヤマネコノメソウ

ユキノシタ科
3〜5月

 木陰の湿ったところで見かける草で、鮮やかなやわらかな緑色の葉と重なり合った葉の間にある緑色の花、花の後のムカゴ(球芽)は、人目をひく。

 花は黄緑色、または、淡緑色で短いおしべが8本ある。花びらはなく、がくが4裂する。葉は、根元近くのものは長い柄があるが、上方のものは短い。まるみのあるハート形でふちに浅い歯牙がある。葉は互生する。茎はまるく、つやがあり、全体に軟毛が少しある。果実は、洋杯形をしている。種子は広卵形で1つ稜があり、全体に小さな突起がある。

 名前の由来は、果実にある1本の縦線が、ネコの昼間の目(瞳孔)に似て細いので猫の目草といい、山に生えているので山猫の目草とつけられた。

(箕谷・1/5)

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