神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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(箕谷)

16.オミナエシ

オミナエシ科
8〜10月

 日あたりのよい野山に生える草で、黄色い小さな花をたくさんつけたようすは、黄色いかさをあちこちに広げたように見える。この花は、茎の上に水平につく。花びらは、5つに裂け、筒の部分が短い。おしべが4本、めしべが1本あり、子房は、下の方に3室あるが1室だけが結実する。実は平たいだ円形で中央に1つ脈がある。花の形がよく似ているものにオトコエシがあり、その花は、白色で実にはができるのに対してオミナエシにはがない。茎は、まっすぐに立ち、下の方に粗毛がある。葉は、対生で羽状に分かれる。

 秋の七草の一つで、万葉集にも歌われている。オトコエシとくらべて、全体的に優しい感じを与えるので、「女郎花」と書き、女性にたとえて呼ばれている。薬用にもなる。

(箕谷・1/3)

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