神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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(有野・1/10) シロノセンダングサ  (伊川谷・1/10)
21.アメリカセンダングサ

キク科
9〜10月 北アメリカ

 野や山すそに多く、コンクリート道路の割れ目からも顔を出す頑強な草である。黄色いぼんぼりのような花を茎の先につける。これは、短い舌状花が深く裂けた総苞に囲まれているためである。

 そう果は、くさび形で6〜7ミリあり、両端に、するどいとげがある。この草の多い所を歩くと、そう果が衣服にびっしりつき、はずすのにひと苦労する。人や動物に付着して散布するので広範囲に広がる。

 実の形がセンダン(センダン科の落葉木)に似ているところから名づけられた。この草は、教材として活用できる。4〜5日で発根するのでさし木の材料によい。また、花のは葉の変化したものであることの観察に適する。仲間に大きく舌片がつき出た黄色い舌状花をもつセンダングサと白色の舌状花をもつシロノセンダングサ(写真右、上下)がある。

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